「消化液を試してみたい」畑作農家のみなさまへ

農業分野の再生可能エネルギーとして国内でも普及の進むバイオガスプラント。そのプラントで電力と共に生み出される有機肥料の「消化液」は、従来型の堆肥に比べて、「即効性が期待できる」「扱いやすい」といった多くのメリットがあります。

バイオガスプラントで生産される「消化液」

液状の有機肥料である「消化液」は、畜産系・農業系のバイオマスを原料するバイオガスプランで生産されます。
私たち十勝耕畜クラスターでは、グループの経営する酪農牧場のバイオマスを原料に、バイオガスプラントで「消化液」を生産し、地域の農家に提供しています。2017年春には、十勝管内清水町のバイオガスプラント「御影バイオガス発電所」を稼働。今後、グループが開設する酪農牧場は、バイオガスプラント併設型とする計画です。

バイオガスプラント

「堆肥」よりも「消化液」 多くのメリットに注目!

従来型の堆肥を比較すると、バイオガスプラントで生産される「消化液」には、多くのメリットがあります。

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「消化液」共同研究報告レポート〈上〉
「消化液」共同研究報告レポート〈下〉

「春の散布」と「秋の散布」 減肥効果も

栽培する作物や土壌の状態に応じて、「消化液」の効果的な散布を検討します。一般には、「春の散布」は4~5月、「秋の散布」は8~10月となっています。
従来、化学肥料を使っていた場合、「消化液」を活用することで、化学肥料に置き換えることができるので、確実に減肥効果が期待できます。

散布プランの例

作物 散布量t/10a 散布時期
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
小麦後緑肥 3.0~
小麦播種 2.6~
ビート 4.0~
ばれいしょ 4.0~
小豆 4.0~
デントコーン 10.0~