移植師コラム

なんてことの無い日記 -帯広で一番暑い日-

なんてことの無い日記 -帯広で一番暑い日-

本日の帯広市は40℃の予報が出てます。暑いとかいうレベルではないですね。

 

本日移植に伺った農家さんも、牛の採食量がてきめんに落ちているとのことでした。

ノベルズグループの道内酪農場もここ数日の乳量の落ち込みがひどいです。

夏場は仕方ないとはいえ、ここまでの酷さはなかなか無いです。

 

ホル子牛もバテバテで、ぶっ倒れて扇風機の風を直接当ててもらっている子もいました。

ホルと比べると和牛子牛はこんな状況でもけっこう元気です。(当然暑いとは思いますが…)

 

繁殖でいうと暑熱期はやはり受胎率が落ちますが、受精卵移植は人工授精よりはまだ落ち幅は低い状況で、5月に実施した弊社OPU-IVP新鮮胚の受胎率は62%(再妊娠鑑定通過を受胎と判定)でした。

 

表1:2025年ノベルズ製黒毛和種OPU-IVP新鮮胚受胎成績

 

6月からすでに30℃を超える日が続いていたため心配していましたが、かえって4月よりも良い成績です。

黄体成長時期が涼しく良い環境だったことが影響しているのでしょう。

とすると、逆にこれから移植、授精に向かう牛達の受胎率はなかなか厳しそうです。

残暑の残り方にもよりますが、7.8.9.10月、もしかしたら11月も悪い状況になるかもしれないので注視しなければいけませんね。

 

 

今日の猫

あるあるですが、作業中に作業車を開け放しておいたら牧場の猫が勝手に乗っていました。

暑そうだったのでお弁当用の保冷剤を分けてあげたら使ってくれました。

猫は涼しいところを探すのがうまいですね。

 

 

日記みたいな使い方でも、更新することが大事だなと思う今日この頃です。

 

外谷

 

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