NHK総合「クローズアップ現代+」で全国放映
ノベルズグループのオリジナルブランド「十勝ハーブ牛」の生産販売の取り組みが、NHK総合で11月29日(火)午後10から全国放送された報道番組「クローズアップ現代+(プラス)」で取り上げられました。
高級赤身ブランド牛肉の「十勝ハーブ牛」を全国に発信
牛肉の赤身ブーブなどを取り上げた「究極の牛肉!?悦楽の世界へようこそ」と銘打った特集番組で、交雑種の雌牛を長期飼養する全国的にも珍しい生産手法の「交雑種1産取り肥育」や「十勝ハーブ牛」が、赤身肉の美味しさを提案する事例として紹介され、番組を視聴された各方面の方々から大きな反響がありました。
“牛肉のおいしさ”を問う企画
近年の全国的な「肉ブーム」で人気の高まる牛肉の赤身がテーマの今回の特集番組は、ブームの背景にある肉牛の生産者や食肉分野の研究者の取り組みにフォーカスして、あらためて「肉のおいしさとは何か」を考えてもらうのが狙い。ノベルズグループは創業の2006年当時から、黒毛和種とホルスタイン種の掛け合わせである交雑種(F1)の特に肉質のやわらかい雌牛の長期飼養によって高品質の食肉生産に取り組んできた経緯があり、近年では「十勝ハーブ牛」のブランドで従来になかった“赤身の高級肉”という価値を発信しています。
そこで、NHK制作局の取材チームから取材対応の依頼をいただき、ノベルズグループでは、「十勝ハーブ牛」を一般により広く知っていただくきっかけになればと、全面協力を決定。10月下旬から事前の情報交換を行い、11月中旬に取材チームをノベルズ上士幌牧場などに受け入れ、3日間の日程で撮影と取材が行われ、今回の放送を迎えました。
受精卵移植や子牛の出産シーンも撮影
取材や撮影で取材チームからは事前に、肉用牛の生産に関する情報がこれまで一般には広く知られてこなかったことから、肉牛生産の現場が理解してもらえるように、できるだけ多くの映像を撮影したいとの要請がありました。
例えば、「1産取り」の肥育手法は、肉牛生産の一般の飼養期間よりも長い32カ月以上にわったって飼養するにも関わらず、リーズナブルな販売価格が設定できるのは、飼養期間中に1回だけ子牛を出産させることによっても収益が確保できるためですが、この説明のため、子牛を受胎させる受精卵移植の作業風景、子牛の出産シーン、肥育後期の給餌作業などの撮影も行いました。
また、小売店の店頭で「国産牛」として販売されている牛肉には、黒毛和種、ホルスタイン種、そして交雑種といった代表的な品種あることを伝えるため、ノベルズの牧場で飼養する3種の牛をそれぞれ撮影。黒毛和種と交雑種は十勝管内上士幌町のノベルズ上士幌牧場で、ホルスタイン種は十勝管内清水町のノベルズデーリィ―ファームで、それぞれ撮影。両牧場は、車で1時間ほどの距離にありますが、取材当日はあいにく、例年よりも早い降雪と寒波に見舞われるなど、取材日程はハードなものとなりました。
「十勝ハーブ牛は新しい価値観の提案」
番組では、ノベルズの紹介部分は数分ながら、番組では鎌倉千秋キャスターの進行で、食肉コーディネーターの片平梨絵さんとお笑い芸人の寺門ジモンさんが出演し、赤身肉の魅力を紹介。番組では「十勝ハーブ牛」を提供する帯広市内の焼肉店「十勝肉酒場 さん臓」のオーナー堀川雄三さんやスタッフの皆さんの協力で撮影したブロック肉や盛り付けた焼肉用の映像も随所に放映され、ノベルズ食品事業本部の西尾康宏が、ノベルズ独自の牛肉生産システムのメリットを解説し、「十勝ハーブ牛は、新しい牛肉の価値観の提案。牛肉本来のうま味がのって、しっかり味のある牛肉を味わっていただけば」とPRして締めくくっています。
放映された番組のダイジェストが、番組公式サイトに掲載されています。ページの冒頭(上部)に掲載されている美味しそうな、スライスされた焼肉用の赤身肉は「十勝ハーブ牛」です!
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