ノベルズグループ|北海道十勝を拠点に肉牛・酪農・食品事業を展開

ノベルズ音更牧場、肉牛生産における温室効果ガス削減に向けた実証事業に協力

 

この度、ノベルズグループの黒毛和種の肥育牧場拠点、ノベルズ音更牧場(北海道音更町)

が、「肉用牛生産におけるGHG削減可視化システム構築事業」(令和4年~6年度)の試験農場として協力させていただくことになりました。

本事業は「令和4年度日本中央競馬会畜産振興事業」で採択され、全国肉牛事業協同組合と東京農業大学が共同で実施するもので、6月17日に東京都内で両者による事業説明会が行われました。

 

*GHG:Greenhouse Gas/温室効果ガス

 

〈事業背景〉

政府は2020年10月、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、「地球温暖化対策計画」では中期目標として、2030年度の全体の排出削減目標を2013年度比で46%削減、農林水産分野の対策で3.5%削減を掲げています。

畜産由来のGHGとしては、牛の噯気(ゲップ)から発生するメタン(CH4)、堆肥化など家畜排せつ物を管理する過程で発生するメタン、一酸化二窒素(N2O)があります。これらGHGの削減量を可視化するシステムの開発は、農林水産省「みどりの食料システム戦略」においても課題解決策の1つとして紹介されており、本事業では肉用牛の噯気中メタン排出を抑制する飼料の給与、家畜排せつ物の早期好気性発酵促進に関する試験を通じて、GHG排出量データの測定と、削減効果の科学的検証が行われます。

 

当社が参画する主な取り組み

「メタン菌抑制飼料給与による噯気中メタン削減実証事業」

令和4年度に実施される黒毛和種の肥育牛を対象とした調査は、全国3つの実施施設で行われます。

今回ノベルズ音更牧場では去勢牛(約10カ月齢)を対象に試験を実施。朝晩1日2回給与する濃厚飼料に、メタン菌抑制効果が期待される機能性飼料「ルミナップ」(主成分:カシューナッツ殻液、製造元:出光興産)を混合して、3カ月間与え続けます。1グループ15頭を、「対照群(0g/頭/日)」、「給与群①適濃度群(5g/頭/日)」、「給与群②高濃度群(10g/頭/日)」の3区画に5頭ずつに分けて飼養管理。給与前、給与後1カ月、2カ月、3カ月時点の4回、個体ごとに噯気中メタン排出量を測定し、削減効果を検証します。試験中、個体別メタン排出量のほか、体重、採食量も測定。牛群を入れ替えて、計3回の実施を予定しています。

 

持続可能な農業を目指すノベルズグループでは、各牧場と自社研究所が連携し、環境対策をはじめ受精卵生産やゲノム、疾病検査など、事業継続に必要な様々なテーマの技術開発と実装を推進してまいりました。今回の実証事業においても、産官学による共同研究を通じて畜産分野のGHG削減に寄与できればと考えています。

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