地域共生シリーズ⑧ ダイバーシティ
ノベルズグループの肉牛・酪農・食品の3事業の取り組みを多彩な切り口で紹介する記事広告「地域共生シリーズ」。連載の8回は、年齢や性別、経歴など多様な人財を積極的に登用する「ダイバーシティ」についてレポートします。
十勝毎日新聞に掲載(2017年2月13日)
夢はいろいろ、思いはひとつーー。
ノベルズグループは、年齢や性別、経歴など多様な人財を積極的に登用する「ダイバーシティ」を推進。地域の雇用創出や定住人口増を目指します。
すくすく育つ子牛を見守る喜び
「元気にすくすく育つかわいい子牛たちを見ているだけで、うれしくなる。すると仕事が、どんどん面白くなっていきました」。そう話すのは、昨年11月にノベルズグループの育成事業で現場のマネジメントを担う副牧場長に昇格した武内麻弓。牧場の収益は1頭1頭の牛によってもたらされ、その大切な生命をチームプレイで各部門がつなぐ。「表情や仕草から、牛の体調の変化を見抜く。人間でも、相手に関心を向ければ、心情を察することができるのと同じです」。飼養管理の基本は、そんな観察力にある。
福岡、カナダ、そして上士幌に移住
福岡県出身の武内。ワーキングホリデー制度を利用して渡航したカナダで魅せられたスノーボードを帰国後も続けたいと、スキー場のある上士幌に移住。「家族のように温かい職場の仲間に恵まれて自分は幸せ」。グループの牧場で働き始めて、もう15年。職場のチームを率い、飼養管理のデータ評価や牧場拡張の基本設計もこなす。「でも、未だに勉強。言葉を発しない牛たちが相手の仕事に完璧はありません。事業の拡大で、自分たちの追い掛ける目標に向かって、一緒に汗を流してくれる新しい仲間を待っています」
先進の畜産ノウハウ学び「故国へ」
現在、20代から30代の9人のベトナム人社員がグループで働く。「本から知識を学ぶことができても、本当に大切なことは、実践から学ぶしかありません。ノベルズグループの仕事は、貴重な経験」と話すのは、2年前から十勝管内清水町のノベルズデーリィーファームに勤務するベトナム北部出身の3人。ハノイ農業大学で畜産を学び、現在は、2,000頭規模の乳用牛を収容する施設の運営管理を担当するグエン・ティ・ルォンは「ベトナムでは牛肉や乳製品の需要が伸びている。日本の畜産技術への関心は高い」と話す。
日本語を学びながら、先進の専門ノウハウにふれる牧場勤務。「日本で10年頑張って、帰国後に畜産の仕事を始めたい」というファン・バン・クアンは、故国の両親への毎月の電話を欠かさない。やはりハノイ農業大学で畜産を専攻したファム・ティ・ニャンは「新しい仕事に挑戦する毎日が楽しい。いま夢を探している途中」と笑顔で教えてくれた。
現在、役員や従業員の約250人がグループで働く。大規模酪農牧場の新設など業容拡大中。2017年には100人規模の採用を計画。グループで働く1人1人が夢を追う。
〈記事広告「地域共生シリーズ」の掲載一覧はこちらから〉
〈記事広告「地域共生シリーズ」の各回はこちらから〉
※新聞掲載された記事広告「地域共生シリーズ」の各回を本サイトで随時公開します。