調査レポートなど3本 相次ぎ今春発表
ノベルズグループ独自のビジネスモデルや生産現場の取り組みを紹介する調査報告レポートなど3本が、2017年春に相次いで発表され、畜産関係の方々から注目を集めています。
子牛不足の解消へ、ノベルズ生産方式に期待
東京農業大学食料環境経済学科の堀田和彦教授(食料経済研究室)は、現在国内の畜産業界で問題化している子牛不足を踏まえて、ノベルズグループ独自の生産方式にフォーカス。公益財団法人日本食肉消費総合センターが発行した調査レポート『国産牛肉が当面する課題と対応方向 2016-和子牛増頭への取組みを中心に-』に収録されている報告で、交雑種肥育牛と黒毛子牛を同時生産する「交雑種1産取り肥育」が、子牛不足を解消する対策のひとつとなる可能性について、ご指摘いただきました。
『大規模交雑種1 産取り肥育からの和牛子牛供給の経営実態』(2017 年 3 月)
東京農業大学食料環境経済学科 堀田和彦教授(食料経済研究室)
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付加価値を生むノベルズのバリューチェーンに注目
広島大学大学院生物圏科学研究科の細野賢治准教授(食料生産管理学研究室)は、生産者の販売する肉牛の高付加価値化に向けたケーススタディとして、ノベルズグループの「交雑種1産取り肥育」の生産手法と、こうして生産された交雑種肥育牛を「十勝ハーブ牛」としてブランド化した販売展開に着目。生産にとどまらず、流通、小売まで一貫して手掛けることで高付加価値を生むバリューチェーンの視点から考察。公益財団法人日本食肉流通センター発行の『平成 27 年度食肉流通関係委託調査研究報告書 食肉流通加工業者による牛赤身肉の高付加価値化とバリューチェーンの構築』の第2章で紹介いただきました。
『乳用牛・交雑牛における高付加価値化戦略とバリューチェーン構築状況』
(2017 年 3 月)
広島大学大学院生物圏科学研究科 細野賢治准教授(食料生産管理学研究室)
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酪農牧場における衛生管理の考え方や実践を紹介
全国的の大規模酪農牧場に先駆けて、農業HACCPの品質管理手法を導入した株式会社ノベルズデーリィーファームで搾乳部門副リーダーを務める奥山純基は、公益社団法人中央畜産会の発行する畜産経営専門誌『畜産コンサルタント2017年4月号』に、農業HACCP導入までの経緯や取り組みについて、『衛生意識の向上とスタッフ教育の効率化に効果』と題するケーススタディのレポートを寄稿。グループの酪農牧場における衛生管理の考え方から、それを実現するための課題や体制づくりの工夫について、詳しく紹介しました。
『農場HACCPの認証事例 衛生意識の向上とスタッフ教育の効率化に効果』
(2017 年 4 月)
株式会社ノベルズデーリィーファーム 奥山純基(搾乳部門副リーダー)
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