肉牛事業
ノベルズグループの中核事業である肉牛事業。「交雑種1産取り肥育」の手法による肥育牛の生産や、畜産業界で素牛(もとうし)と呼ばれる月齢9カ月前後の子牛の育成を手がけています。
交雑種と黒毛和種で自社ブランド牛を生産、和牛素牛の出荷規模は国内有数
「受精卵生産」「繁殖」「育成」「肥育」の4つの部門が連携。ノベルズ 上士幌牧場を中心に自社ブランド「十勝ハーブ牛」を生産。育成牧場では全国の肥育農家様に飼養していただく和牛の素牛を年間7,000頭以上出荷し、和牛業界に寄与しています。和牛の一貫肥育にも取り組み。2022年には和牛ブランド「玆」(げん)を立ち上げました。現在、山形県でも肉牛牧場を運営中です。
国内で初めて事業化に成功 交雑種1産取り肥育
ノベルズグループが設立当初から取り組んだ「交雑種1産取り肥育」。交雑種の若い雌牛に、1回だけお産をさせて黒毛子牛を取り上げ、トータル32カ月以上の長期飼養後に肥育牛として出荷するユニークな生産手法で、全国に先駆けてノベルズグループが大規模な事業化に成功しました。
黒毛和種と交雑種の素牛を生産
肉牛事業で生産している素牛は、黒毛和種の素牛、交雑種の素牛の大きく2種に分けられます。黒毛和種は、「交雑種1産取り肥育」を手がけるグループ中核のノベルズや、酪農事業のノベルズデーリィ―ファーム、浦幌デーリィファームから供給されます。一方で、交雑種の子牛は、道内の酪農家において、乳牛のホルスタインに人工授精で黒毛和種を種付けすることによって生まれ、市場を介してノベルズに供給されています。ノベルズ創業前、交雑種の育成牧場を国内有数の規模で運営していた経緯もあり、子牛の飼養管理には定評があります。
生まれたばかりの子牛は、抵抗力が弱く、飼養管理には細心の注意が必要。月齢9カ月前後まで育成し、黒毛和種、交雑種の素牛たちが全国の肥育農家に送られています。