デントコーン栽培委託
ノベルズグループでは、地域の畑作農家に消化液を提供する一方で、こうした畑作農家に乳用牛の飼料となるデントコーンを栽培いただき、ノベルズグループが買い上げる委託栽培の拡大を目指しています。ノベルズグループの「耕畜連携」は、消化液とデントコーンを融通し合うことで、畑作と畜産の両者に大きなメリットを生み出します。
飼料デントコーンの地産地消を推進
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デントコーンの収穫作業 十勝管内清水町のデントコーン畑にて。大型ハーベスターによる収穫作業もノベルズグループが受け持っています
乳用牛の飼料に好適なデントコーン
地域の畑作農家に栽培を委託
飼料用穀物のデントコーンは、ほかの飼料作物に比べて収量が多く、乳用牛の飼料として栄養価にも優れていることから、株式会社デーリィーファームの酪農牧場では、デントコーンを主体とする独自の飼料設計を採用。デントコーンを確保するために地域の畑作農家に栽培を委託しています。
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収穫前のデントコーン 十勝の畑作地帯では、秋の収穫期には穂先までの高さが3mを超えることも珍しくありません
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収穫されたデントコーン 実や茎もすべて破砕し、飼料にします
新しい輪作体系可能性 トータルな収益増へ
土壌の微生物の働きが活発化
デントコーンを栽培する畑では、その根がトラクターが踏み固めた土壌の深部まで伸び、収穫後に根の跡に空気や水が入り込み、微生物の活動が活発化。そのため、十勝で主流となっている小麦やジャガイモなどの輪作体系にデントコーンを加えれば、土壌改良の効果が見込まれ、ここで、さらに消化液も上手に活用すれば、輪作体系全体のトータルな収益向上が期待できます。