消化液散布サービス
ノベルズグループが推進する「耕畜連携」のサイクルで、地域の畑作農家から注目を集める消化液。その成分に即効性のある窒素肥料成分を豊富に含み、地力の回復や土壌の改良効果も期待できる有機肥料。畑作農家向けに、消化液を提供、散布するサービスが、好評を呼んでいます。
地力回復へ、乾いた大地を潤す消化液
窒素肥料成分が豊富な有機肥料の消化液
即効性があり、手間入らず
消化液は、植物性の有機物を多く含むバイオマスを原料とする有機肥料。その散布が、概して地力の低下を招きがちな化学肥料の代替や減量につながると期待できます。また、スラリー(生ふん尿)を肥料に使用する場合と比較すると、即効性ある窒素肥料成分を多く含む上に、切り返し(発酵を促進して堆肥化する)の手間が要らず、臭気も大幅に低減され、扱いやすいのが特長です。
消化液の成分 | |
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窒素全量[T-N](%) | 0.33 |
りん酸[T-P2O5](%) | 0.14 |
加里[T-K2O](%) | 0.25 |
炭素[O-C](%) | 1.4 |
炭素窒素比[C/N] | 4.2 |
水分 (%) | 95.4 |
2017年6月30日にサンプル採取した消化液を北海道三井化学株式会社分析センター(砂川)で分析。分析方法は農水省農業環境技術研究所の肥料分析方法(1992年版)に準拠
御影バイオの消化液は年間7万t
春と秋、近隣にピストン輸送して散布
御影バイオガス発電所で生産される消化液は、実に、年間7万t。これは仮に、その全量を、乳用牛の飼料に好適とされるデントコーンを栽培する畑に10a(1反)あたり10tを散布した場合、700ha分に相当。ノベルズグループでは、2017年秋から散布サービスを始め、畑作農家からの申し込みを受け付けています。
散布量の目安 | |
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作物 | 年間散布量 t/10a |
小麦後緑肥 | 3.0~ |
小麦播種 | 2.6~ |
ビート | 4.0~ |
ばれいしょ | 4.0~ |
小豆 | 4.0~ |
デントコーン | 10.0~ |
春散布は4月中旬から5月下旬、秋散布は8月上旬から11月上旬。散布量は土壌の状態などにより増減
消化液散布のお申込み受付中
デントコーン栽培を受託の畑は割安に
ノベルズグループでは通年で、消化液散布サービスのお申込み受付中。対象エリアは原則的に、御影バイオガス発電所とノベルズデーリィーファームのそれぞれ5㎞圏内。また、デントコーン栽培を受託いただいた畑では、散布サービスを通常より割安の費用でご利用いただけます。
お申込みの流れ(消化液散布とデントコーン栽培の場合)