ノベルズグループへ新卒入社して田舎暮らし。北海道の都会から移住した女性の今!
北海道では、高校を卒業すると札幌市の学校へ進学するか、東京や道外に出るのが一般的です。もちろん、地元に残る人もいるでしょうが、多くは都会へ旅立ちます。ところが、今回の主人公・高坂さんが選んだのは田舎暮らしでした。移住から3年。23歳となった高坂さんの現在を聞きました。
◆23歳
◆北海道札幌市出身
田舎暮らしは多少の不便も含め、住めば都「大好きな十勝」です
北海道では高校卒業後の進路は田舎から都会へ。が一般的な中で、どうして地下鉄も遊び場も買い物するにも不便な十勝へ移住したのでしょう。20歳の高坂さんが選んだ道は、ノベルズという北海道内で肉牛と酪農の牧場を企業的に経営する会社でした。
改めて、株式会社ノベルズに就職した理由と田舎暮らしを選んだ動機を教えてください。
はい。私は生まれも育ちも北海道札幌市です。幼い頃から動物が大好きで、高校卒業後は、恵庭市にある北海道エコ・動物自然専門学校に進学しました。実は卒業生にはノベルズに入社した先輩も多く、学校の先生からの推薦もあり、ノベルズへの就職を決めました。
ノベルズに就職した先輩の背中がかっこよかったからですね。
それもありますが、一応、最後は自分で決めました。決め手となったのは、会社が掲げる「農業で世界中に驚きと笑顔を」の言葉でした。争いごとが苦手な私は、常に笑顔あふれる世界で生きて行きたいと思っていました。できれば就職先も「皆を笑顔にできる仕事に就きたい」と思っていたくらいです。そんなときに見たノベルズが掲げるビジョンに大きく心を動かされました。
どんなにいい会社でも、東京や札幌から比べると不便がいっぱいです。不安はなかったのですか?
そうですね。十勝は旅行で帯広に訪れたくらいでした。まして、配属先の十勝・清水町に足を踏み入れたことなんてありません。帯広市は程よい人口で、スーパーやコンビニといった商業施設もあり、大好きなスイーツ店も多くて「住んでも良いかな」という印象でした。ところが、清水町にはコンビニも数えるほど、コンビニ業界の上位3社が全て揃っていないことに驚きました。
なるほど、なるほど。
あとは寒さですね。札幌育ちですから雪はへっちゃらです。ところが、十勝は雪の量は少ないのですが、寒さが堪えます。体感温度的には、札幌より15度くらい寒い感じがします。
厳しい寒さで嫌にならなかったのですか。
住んでみて1年くらいでなれました。食事は、ほぼ毎日が自炊です。多少の不便はありますが、十勝の雄大な自然を体感していくうちに大好きになっていました。まさに、住めば都ですね。将来、結婚して家族を持ったら、子どもと手をつないで大草原を歩くのが夢です。
将来の家族との生活までイメージしているんですね!
生活していると自然と脳裏に浮かぶんです。実際に、公園を歩いているとそうした家族で楽しそうにしている家族も多く、皆さんの笑顔が素敵すぎるほど眩しいのに憧れます。
北海道No.1の搾乳量を誇る牧場が私の仕事場です
田舎暮らしをはじめて1年で、将来の家族を想像するほど慣れた高坂さん。親元を離れての一人暮らしだけでも大変なはずです。仕事は慣れたのでしょうか。
動物好きから進路を決めた酪農という仕事はいかがですか。
入社して1年で、基本的な仕事はほぼ1人でできるようになりました。私の仕事は酪農牧場の中心的な業務の搾乳、牛の乳搾りですね。
朝は3時過ぎには起床し、4時に出社。毎日4時半から搾乳をしています。牛の搾乳は、ロータリーパーラーと呼ばれる回転式の搾乳施設に牛を誘導し、前搾り、乳頭の拭き取り、ミルカーの取り付け、ミルカーが外れた後の消毒など、一連の搾乳作業を全て行います。
それを各パーラーで毎日約1500頭×3回です。実際は、交代制なので1回半くらいですね。
1500頭が3回!!ですか。想像ができないんですが。
配属後、最初の3ヶ月はけっこう重労働で、自分の力の無さを嘆きましたが、半年も経つと腕の筋肉も付き慣れるんです。作業はチームで動くので最初は先輩が詳しく教えてくれて、作業手順がわからず困ったということはありませんでした。
確かに引き締まっている感じがします。
ありがとうございます。2年目には後輩も入ってきたので先輩に教わったとおりに指導しました。2年目になると自然と、個々の作業だけではなく、牛の状態やパーラーの状況、人の動きなど、搾乳現場の全てを把握できるロータリーパーラー管理者になりたいと思ったんです。それでも当時の私は視野も狭く、目標の50%ほどしか達成できず悩んでいいました。ところが継続は力なりです。目標ができ、自分に足りない部分を補う努力をしているうちに、気づけば、「ロータリーパーラー管理者」になっていました。
おめでとうございます。さすがですね。目標を達成しているからこそ、このインタビューにも選ばれたということですね。
なにか少し棘がある感じですが、褒められているということですね。
もちろんです。
北海道の都市から田舎暮らしへの移住は快適です
はじめての田舎暮らしとはじめての仕事。人生において大きな環境変化を体験している高坂さん。ストレスがないはずはありません。解消方法は大好きなスイーツでした。
順風満帆に見えましが、人生の大転換となったわけですが、嫌なことなどないですか。
私が配属されたノベルズデーリィーファームは、北海道で最も多くの生乳出荷量を誇る巨大酪農牧場です。当然、多くのスタッフが働いています。日本人以外の仲間も多く、グローバルな環境です。
そんな稀有な環境ですが、上司や先輩の指導体制はしっかり整っているので、たとえ、直接の上司や先輩ではなくとも、気軽に話しかけてくれ、気遣ってくれる社風は新人にとってはありがたい会社ではないでしょうか。何より、大自然が織りなすのか、心地よい風が吹く職場環境であることは間違いありません。
3年目を頑張る高坂さんの姿が証明していますね。
もちろん、ストレスを感じることだってあります。そんなときはスイーツ巡りでストレス解消です。広大な平野を生かした農業・酪農が盛んな北海道の十勝地方では、良質な小麦、砂糖、小豆、乳製品などスイーツの原材料が生産されています。そんな良質な材料を使ったスイーツを製造販売するお店が十勝にはいっぱいなんです。しかも、値段もお手頃でケーキが100円台だったりするんです。
今日一番に強い語気をありがとうございます。
1年目の頃は、毎日聞いてばかりいる私にも優しく教えてくれる先輩の存在は一生忘れることはないでしょう。残念ながら、部署異動でグループの別の牧場に勤務していますが、たまに食事に誘ってくれたりと、今でも気遣ってくれます。
休憩中は、職場の仲間たちと和気あいあいと談笑しています。もちろん、業務効率の話とか真面目な話題も多いですよ。とにかく、よく声を掛け合う職場であることは約束できます。
食事はほぼ自炊です。得意料理はプルダックポックンミョンです。
プルダック……。美味しそうです
目標を掲げ達成できる環境に感謝しています
都会(札幌)で生まれ育った高坂さんが選んだ田舎暮らしはいかがでしたでしょうか。2年目で目標設定をして見事達成。3年目となった目標は?
入社3年目ですがいかがでしょう。
2年目で掲げた「ロータリーパーラー管理者」になることを達成し、3年目の春からは「ロータリーパーラー管理者」として、6人で行う搾乳作業をまとめる立場となりました。最初は男性の同期よりも出遅れたかもしれませんが、先輩や仲間の支援が支えとなりました。現在は、分娩部門に異動し、酪農業務の幅を拡げられるよう新たな場所で経験を積んでいます。ノベルズで本当によかった!それがいまの本音です。
今回は「ノベルズウェーヴ」らしく、社員インタビューを掲載しました。20歳で選択した酪農と田舎暮らし。当たり前ですが、辛いこともあるでしょうが、高坂さんは目標をしっかり設定し、仕事も私生活も前向きに受け入れ、立ち向かっている姿が印象的でした。
牧場で働くなら、ノベルズでチャレンジ!
創業以来、北海道・十勝を拠点に、持続可能な農業経営を追求しているノベルズグループでは、現在、酪農牧場、肉牛牧場(肥育牧場、育成牧場)で正社員を募集しています。北海道内で12牧場、山形県(酒田市、最上町)で3牧場を経営しており、各牧場では異業種&移住転職を果たした仲間が、数多く活躍しています。業界未経験の方、移住先での仕事の選択肢を検討中の方は、気軽にご相談ください。「ノベルズウェーブ」ではそんな皆さんに役立つ情報を提供するほか、「ノベルズグループ採用サイト」では、現在募集中の求人情報を紹介していますので、併せてご参照ください。
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