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酪農家とは?年収は?仕事内容と酪農経営の基本のき(後編)
牧場の仕事を知る
公開日:2022年10月3日

酪農家とは?年収は?仕事内容と酪農経営の基本のき(後編)

前編では主に酪農家のお仕事について、普段なかなか注目されづらい繁殖や分娩、餌やり、牛床替えについて説明していきました。酪農家さんが牛に餌を与えて生乳を搾るだけが仕事ではないことが理解できたかと思います。後編では、酪農家のお金事情について語っていきます。給料や雇用形態など酪農家にも多様性の波は広がっているみたいです。

まだ前編を見ていない方はこちら

酪農家とは?年収は?仕事内容と酪農経営の基本のき(前編)
目次

酪農家の気になる年収!雇用体系と比較すると?

みなさんおまたせしました。いよいよお金のお話です。酪農家を目指す上で気になるのはやはり金銭面の悩みですよね。仕事として就くためには、その辺りもしっかりチェックしていく必要があります。今回は酪農家でも、正社員として雇われた場合と、農家として経営する場合と両方の平均年収について語っていきます。

正社員として雇用される場合

会社や個人経営者から雇われて正社員の酪農家になる場合の給与平均を出すのは非常に難しいです。それは、飼育している乳牛の頭数や牧場の規模や設備投資によって給与に差が出るためです。

例えば、10頭しか飼養していない牧場と4000頭も飼養している牧場では生乳の売上金額は全く違います。また、最先端のAIやロボットを導入しているところでは人件費に関して他牧場と大きな差が出るでしょう。もちろん餌代や設備への先行投資などの話が絡んでくると非常に複雑な話になりますが、今の日本の現状で、牧場ごとで売上の差が大きくなっているのは間違いありません。


ただ、求人票等データから予測すると200~400万円前後の給与額で推移していると考えられます。人工授精の資格を持っていると就職先によっては手当てをもらえることもあるようです。また、大きな牧場ですと、牧場長や班長といったマネジメント業務もあるため、役職手当がついて給料が増えるということもあります。法人経営でいくつも牧場を運営している会社であれば、牧場長で中小企業の部長や役員と同程度の給与をもらっている方もいるようです。

酪農経営者の場合

酪農経営者の場合、農林水産省が出しているデータによると、地方によって大分収入が異なるみたいです。

こちらは令和2年度の調査結果になりますが、日本全国の酪農経営全体の経常利益が700万であるのに対し、北海道のみだと1,400万本州だと300万という結果となっています。北海道が圧倒的に利益があるのは地の利であると思われます。牧草や飼料原料のデントコーンなどが多く生産されており、比較的本州よりも安く手に入りやすい土地だからです。更に、広大な敷地を存分に使って効率的な大規模牧場を手掛けている酪農家も多い印象があります。

話が脱線してしまいましたが、酪農経営者の平均年収はこれをみると300~1400万とかなり幅がある結果となりました。

年収だけをみると、当たり前かもしれませんが正社員よりも経営者のほうが高い結果となりました。ですが、だからといって経営者になろうと思うのは早計です。経営者には経営者になりの苦労があるはずです。次は、今挙げた正社員と経営者の2つのスタイルの働き方の特徴についてお話していきます。

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社員か経営者で働き方も違います

各就業スタイルで年収も変わっていることがわかりましたが、それでは働き方はどう違ってくるのでしょうか?

牧場正社員の場合

一般的に大きな企業体に務めているか、一般農家のような小規模の牧場に努めているかによっても働き方は大きく変わってきます。

まず小規模酪農家の場合ですと、多いのは住み込みで働いて色々な作業を任せてもらえる働き方です。また、住み込みでやる分、雇用主との密接な関係を築きやすいと思います。

続いて、ギガファームと呼ばれるような大規模な牧場企業はどうでしょうか?
日常業務に関しては、牧場が大規模な分、スタッフの数も多いので、部門ごとに分かれていることが多い印象です。幅広くというよりはより専門的に特化して、一つの業務に集中できる環境だと思います。

例えば、ノベルズグループの酪農牧場では、7~8部門に分かれており、繁殖部門では受胎率向上、搾乳部門では1頭あたり生乳生産量向上など各部門で目標を持って専門性を持って業務に取り組んでいます。一つのことを極めることが得意な人は、こちらの働き方の方が向いているかもしれませんね。

経営者の場合

酪農牧場経営者の働き方で正社員と大きく違ってくるのが、コスト管理に目を向けなければならない点についてだと思います。牧場スタッフの多くが、現場作業に従事する中で、経営者は自分の牧場がどうすれば利益が上がるのか、どうすれば今後も酪農家としてビジネスを継続できるのかを考え続けなければなりません。

それには、生乳市場や子牛市場の価格、餌代の推移、自分の牧場の設備管理など、考えなければならない要素がたくさんあります。特に2022年現在では、世界情勢やコロナウイルスの影響で飼料価格が通常の1.5~2倍まで膨れ上がり、経営を維持していくのが非常に厳しくなっています。

そんな中、日本全国の酪農家さんは自分たちの経営を存続するために、第6次産業化自社製品のブランディング化など生乳生産以外の新たな売上軸の構築を図っています。

経営者になると、牛の事以外にもどのように売上をあげていくのかといった色々な事業視点が重要になってくるのです。

酪農ヘルパーという働き方も

実は、牧場の正社員でも経営者でもなく、酪農ヘルパーという働き方があることを知っていますか?こちらも立派な酪農家としての働き方の一つです。酪農ヘルパーはその名の通り、自営酪農家さんをヘルプ(help)する役割を担っている職業です。

基本、年中無休の自営酪農家さんが、結婚式や旅行などの理由でどうしてもお休みをしたい時、酪農ヘルパーは自営酪農家さんの代わりに牛たちの面倒を見ます。いわゆる派遣社員のような働き方です。酪農ヘルパーのメリットとしては、様々な酪農牧場のお手伝いができるので、その分色々な経営や作業のやり方を学べる点があります

一方デメリットとしては、牧場ごとで作業や方針が異なるので対応が大変といったところでしょうか。

酪農ヘルパーになるためには、地方の農協や自治体に酪農ヘルパーとして就職して、各牧場に派遣されるような形です。つまり、農協職員と同じような就業体制ではあるため労災や社会保障などの制度は比較的整っていることが多いはずです。

次のリンクでは酪農ヘルパーに関しての情報をもう少し詳しく説明しているので、ぜひご覧ください!

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牧場で働くなら、ノベルズでチャレンジ!

創業以来、北海道・十勝を拠点に、持続可能な農業経営を追求しているノベルズグループでは、現在、酪農牧場、肉牛牧場(肥育牧場、育成牧場)で正社員を募集しています。北海道内で12牧場、山形県(酒田市、最上町)で3牧場を経営しており、各牧場では異業種&移住転職を果たした仲間が、数多く活躍しています。業界未経験の方、移住先での仕事の選択肢を検討中の方は、気軽にご相談ください。「ノベルズウェーブ」ではそんな皆さんに役立つ情報を提供するほか、「ノベルズグループ採用サイト」では、現在募集中の求人情報を紹介していますので、併せてご参照ください。

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