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田舎暮らしに憧れて…仕事も趣味も!輝く女性にインタビュー WE LOVE TOKACHI! ①
移住の豆知識
公開日:2022年1月24日

田舎暮らしに憧れて…仕事も趣味も!輝く女性にインタビュー WE LOVE TOKACHI! ①

田舎暮らしに憧れて都会から十勝に移り住み、仕事でもプライベートでも輝く女性を連載で紹介します。

名前:松野 莉奈(まりな)
年齢:29歳
出身地:埼玉県越谷市
職業:Free Announcer・第27代目とかち青空レディ
趣味:ジムトレーニング、グルメ、ドライブ、十勝の食材アレンジなど
目次

Q. 十勝に移住するきっかけは?

松野

平成29年3月に初めて十勝に来たのですが、北海道という地に訪れたのもそれが初めてでした。

きっかけは、NHK帯広放送局にキャスターとして内定したことです。

アナウンサーという職業は、6歳の頃からの夢であり目標だったので叶えるべくして、これまでご縁もゆかりもなかった北海道十勝にたった1人で飛び込みました。

Q. 十勝の印象は?

松野

果てしなく広がる大空と、どこまでも続く田園風景にまず驚きましたね。

「十勝晴れ」という言葉があるように大空の青と畑の緑、冬は純白といったコントラストが本当に綺麗で。

そして、広々とした道を車で進めば牧場があって牛が寝そべっていたり、他地域では珍しく滅多に見られないエゾリスとも遭遇したり、「絵に描いたような景色だなぁ」と感動すると共に“自然の豊かさ”というものを生まれて初めて肌で感じました。

Q. 実際に住んでみたら?

松野

食べ物の美味しさや壮大な大地が広がる環境の心地良さ、そして何より、地域の皆さんの熱き地元愛と心温まる優しさを日々実感しました。

私はアナウンサーという仕事柄たくさんの人との出会いがあります。例えば、農家や製造者。みなさん自慢の特産物をその場で出来立てのものを頂くことがあるのですが、その美味しさといったら私が今まで手にしてきた既成のものよりも格段に練り上げられていて、ものづくりの心がストイック。

生産者として仕事に真摯に向き合う姿勢や手に取る消費者への思いやりの想像力に凄く魅力を感じますし、そういう方々とお会いして話を聞ける機会は滅多に無いので、新鮮な発想が自分にとって刺激になったり、「とても貴重な経験をさせてもらっているなぁ~」と感謝しています。

良いものはより多くの人と分け合いたい!この幸せをみんなにも知ってほしい!ってみんな思いますよね。そういう思いで皆さんが作った素晴らしい生産物・十勝の魅力を発信したい!地元民と私が感じた幸せを全国の人にお裾分けしたいという心が強くなりました。

Q. 松野さんが思う十勝の魅力ってなんですか?

松野

そうですね。まずは、はっきりとした四季の移り変わりでしょうか。

夏は30℃を超える猛暑、冬は−20℃を超える寒波。年間の気温差が50度もあるので、北海道は試される大地と比喩されることもあるように自然の厳しさを身を持って体感できることだと思います。

そして、その厳しい季節を耐え抜くほどの生命力を持った農作物は、想像以上にたくましく、美味しく、まさに命を頂いているという自然の摂理や美しさを体感できることだと思います。

Q. 逆に、苦手なところや苦労したことも教えてください。

松野

それが、どんなに考えても出てこないんですよね(笑)
それくらい日々の生活に満足している証しですね。
「Quality of Life」というか。

Q. 故郷である埼玉県との違いは?

松野

人工的に手がゆき届いていて住み良い埼玉と、人が住む街に自然界の常識が合わさった新常識な十勝。住んでみて感じたのは、大自然が身近にある温かみが人間の持つ帰省本能をくすぐっているのでしょうか。一度十勝を離れた人も数年経つと地元に帰ってくる人が多いというのは地元十勝のあるあるですよね。

野生動物との遭遇や大雪による不自由は、埼玉に住んでいた頃には感じ得なかったことなので、今ではこの不自由さやトラブルを楽しめるようになっています。何が起こるか分からない予測不能なところが自然と密接な十勝の面白いところだと思います。

Q. 現在のお仕事はなにをされていますか?

松野

現在はNHKを退職し、フリーアナウンサーとしてT Vやラジオのメディア出演はもちろんのこと、企業のプロモーションビデオのナレーションやイベントMC、ポートレートのモデルなどをしています。また、講師として十勝の魅力を発信する講演会やワークショップなども行っています。

さらに、昨年より帯広市から十勝を全国に発信する「とかち青空レディ」に任命されましたので、イベント出演や物産展などに参加して、活動をさせて頂いております。

Q. その活動を通じて感じたことは?

松野

お仕事を通じて、十勝の19市町村をお邪魔させて頂き、各町の特色やいろいろな人たちの活動に触れてきました。十勝の中でも当然違う環境、違う思想がありますが、十勝ならではのマッチングの良さがあり、点と点が繋がり線になるようなハートフルな展開をたくさん見てきました。

各分野で頑張る人、極めている人たち、実は皆んな「十勝の為に」という思いで繋がっていて、「0から1へ」「1から2へ」のスピード感と情熱の強さは、十勝が織りなす縁の賜物だなと地続きを感じます。

Q. 今後の目標は?

松野

私は、今やっているアナウンサー業や青空レディという「人に伝える」という職業を限界を決めずにいつまでも極めていきたいと思っています。現場でしか得られない感動、それは、音であり、光であり、匂いや肌を打つそよ風であったり、口に入れる命であったり。

本来見ているだけでは伝わらない事って実は考えてみるとかなりたくさんありますよね。

言葉だけでは伝わらない心を震わす出来事、これを声の発信だけではなく、松野莉奈という一人の女性を全身全霊使い果たして、お茶の間のみなさまにイメージとサプライズを心地よくお届けできるようになっていきたいと思っています。

Q. そのほか、思い出深い十勝のエピソードがあれば教えてください。

松野

たくさんありすぎて難しいのですが、一番衝撃を受けたのが「日本一の豆のまち」と称される十勝の本別町で節分に行われる「ほんべつ豆まかナイト」というイベントですね。そこで行われる「激豆まき」では、総重量2トン超の豆を会場内で撒くのですが、「撒く」と言うよりは「浴びる」と言ったほうが適切で、ドサっと頭から豆を前身に浴びたことですね(笑)

昔から穀物は、邪気を払うと言われているそうなんですが、豆はその中でも「魔を滅する」と書いて魔滅(まめ)とも読むそうで、それを浴びたわけですから(笑)。おそらく一生分の厄払いをしてきたと思いますよ。良いものを大量に生み出す母なる大地十勝。皆さんも是非、十勝にいらして心とお腹を満たしていってください。

Q. 最後に、これから十勝へ移住予定の後輩たちにメッセージをお願いします。

松野

雄大な自然に囲まれて毎日を過ごしていると、都会では味わえない田舎暮らしならではの新しい感情や出来事と出会うことがあります。 人生は一期一会。それは人と人だけではなく、人と場所にも同じ事が言えるのだと思っています。

もしあなたが十勝を選んだならば、それはあなたの人生にとって、あなたのための、あなただけの場所になると思っています。ぜひ、十勝で新しい人生を探してみて下さい。

田舎暮らしに憧れて…仕事も趣味も!輝く女性にインタビュー WE LOVE TOKACHI! ③ 田舎暮らしに憧れて…仕事も趣味も!輝く女性にインタビュー WE LOVE TOKACHI! ②

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