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ノベルズは農業のイメージを大きく変えてくれる会社です!
(公開日:2017年7月4日)※掲載内容は取材当時のものです
長野県の一般的な家庭で生まれた僕は、大のおじいちゃん子で、小さな畑を営んでいる祖父の後ろをいつも付いて回っていました。祖父が大切に育てた野菜や果物を一緒に食べて、また一緒に種を蒔く。畑で過ごす日々の中で、命はこうしてつながれていくのだと幼心に感じていました。
多感な年頃になると、今度は食肉についても関心を持つようになります。
みんな当たり前のように食べているハムやハンバーグも元々は生き物。その命の始まりと終わりを知らないまま過ごしていくのがすごく失礼な気がして、「食べるための命」と向き合うことが自分にとっての至上命題のように感じるようになりました。
大学時代、畜産学を学びながら考えていたのは日本の農業の未来です。
現在、担い手不足や経済的な理由から農家さんの数はどんどん減ってきています。農業の未来に立ちはだかるあらゆる現実と課題。大規模化と効率化が求められるこの業界で、自分の想いとどのように折り合いをつけ、「食べるための命」とどのように向き合っていけるか。
そんな葛藤を抱えたまま臨んだ就職活動で、僕はノベルズと出会いました。日本の農業が抱える課題に果敢に挑戦しているという印象の企業。自分にとってもチャレンジの場になるのか、その確証がどうしても欲しくて、図々しくも雄一郎社長に会いに行ったんですね。
まさに「農業で世界中に驚きと笑顔を」の理念を普段から実践している経営者。現状には決して満足せず、常に大きな夢に向かって挑戦を続けています。こんな強い人の下で働けば自分もきっと強くなれる、そんな気がしました。
僕は現在、ノベルズデーリィーファームで、牛の繁殖に関わる仕事をしています。ミッションは受胎率を上げること。牛一頭一頭の発情のタイミングを見極め、新しい命を宿してもらえるようあの手この手で牛と向き合っています。
乳牛は人間と同じように、子どもを産んでからしばらくの間、毎日ミルクを出してくれます。このミルクを出荷して得られるお金が会社としての収益となるわけですね。
反対に、乾乳期と言ってミルクを出さない期間は、管理費やエサ代など、コストだけがかさんでいく状態になってしまうんです。だから乾乳期に十分休んでもらった牛は、できるだけ早く受胎してもらわなければなりません。
僕は学生時代に「家畜人工授精師」という国家資格を取得していて、この知識と技術が今とても役に立っています。ノベルズデーリィーファームでは、牛を受胎させるために受精卵移植と人工授精の2通りの方法を採用しているのですが、このうち人工授精は、いわば最後の砦なんですね。
もし、人工授精で受胎できなければ、その牛は乳牛としての一生をまっとうできなくなる可能性があります。
だから長い期間、受胎してくれなかった牛が、自分の知識や技術でようやく新しい命を宿してくれると、心の底からホッとするんです。
同時に再び搾乳に臨む牛を見ていると、人間の業のようなものも感じるときもありますが、そんな葛藤も含めてこれからの農業を担っていく僕ら若手には必要なことだと思っています。
雄一郎社長とはじめて会った日、「いつも背水の陣でいるように」という言葉をもらいました。崖っぷちに追い込まれないと新しいものは何も生まれない。その言葉の通り、僕はいつも背水の陣です、いつも追い込まれています(笑)。でもそれは、新しいことに挑戦させてもらえているからです。会社が常に新しい挑戦を続けているからです。
「失敗してもいいから挑戦しろ」と言うものの、その環境を用意してくれない会社は世の中にたくさんあります。だけどノベルズは違います。
農業の明日と会社が目指す場所、そして食べるための命。そのすべての折り合いの中で、自分の想いを叶えられるよう、僕はこの先もずっとここで挑戦を続けていきます。
出身:長野県
長野県の中野市という田舎町からやってきました。「リンゴと言えば青森!」と世の人は言いますが、何にも分かっちゃいません。日本一は長野のリンゴです。食べてください、シナノゴールド。
2017年 | 入社 |
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2017年 | ノベルズデーリィーファーム 配属 |
「人にやさしく」
うちの父は、いつも自分以外の誰かのことを想っている心のやさしい人です。そんな父をかっこいいと思いますし、尊敬もしています。だから僕も人にやさしく!
学生時代は東京競馬場の芝生にレジャーシートを敷いて、ビール飲みながら競馬を観戦していました。最高ですよ。一緒にばんえい見に行きましょう!