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北海道企業の採用担当にインタビュー!「酪農就職」と「地方移住」の実態について語ります!
ノベルズを知る
公開日:2023年3月11日

北海道企業の採用担当にインタビュー!「酪農就職」と「地方移住」の実態について語ります!

2023年3月3日(金)。世間ではひな祭りでちらし寿司で食卓を囲んでいる家庭が多いなか、ノベルズウェーヴが初めて、オンラインイベントを主催しました。約30名の方がオーディエンスとしてご参加いただいて、ノベルズグループの採用担当責任者の福地とともに、地方移住や酪農就職に関する皆さまの疑問やご質問にお答えしていきました。

今回の記事では、ダイジェスト版ということで、イベントでトークした内容を一部抜粋し、皆さまにも共有したいと思います。今後もこういったイベント開催は積極的に行っていこうと思いますので、もし興味がある方はぜひ参加してくださいね。

ノベルズグループ 中途採用責任者
名前:福地 滋
◆北海道小樽市出身
道外出身者をこれまで100名以上採用した実績を持つ、地方移住採用のスペシャリスト。本人も実家が札幌にあるが十勝の魅力に惹かれ移住した一人
NOBELS WAVE編集部
兼 新卒採用担当
名前:吉永 桂大
◆福岡県福岡市出身
中高生時代は福岡県。大学時代が東京都。北海道に縁のない人生を送ってきたが、コロナでの就活に嫌気が指し、思い切って自然の中で働ける北海道に単身Iターン移住中。
目次

地方移住(十勝)の良さ悪さを本音で!

吉永

それでは福地さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
早速ですが、事前に質問をいくつかいただいていますので、そちらにどんどん答えて頂きます。

まず、地方移住の良さ悪さということですが、率直にいかがですか?

福地

コロナになってから在宅勤務などが増えて、ストレスが溜まるということもありますが、そちらに関しては全く無いですね。自然の中で働ける環境は素晴らしいです。

また、食に関しても新鮮な食材が多いのは、私も十勝へのいち移住者として感じている部分は大きいです。値段のわりにボリュームもあるので、安く新鮮な食材を多く堪能できるのは十勝の素晴らしい一面だと思います。

吉永

そうですよね。僕もそれは同意見です。食料自給率1200%超えの農業大国の実力は伊達じゃないですよね笑

福地

一方、悪さに関しては、仕事という面は限定されてしまうことがあります。

農業大国であるが故の話ではあるとは思いますが、基本的に十勝で仕事を探される場合は農業関係がほとんどだと言っても良いかと思います。牧場、畑作、農機具メーカー、食品加工場…などですね。

私の地元は小樽なのですが、そこでは漁業が中心産業です。もちろんそこで農業をやろうと思ってもなかなか従事することはできないし、逆に十勝でも太平洋に面する一部地域、広尾町、大樹町、豊頃町、浦幌町では漁業も営んでいますが、就ける割合としてはかなり低いですすね。

地方移住をする上で仕事探しというのはとても重要な指標になると思うので、十勝でどんな仕事ができて、どれくらいの給料がもらえるのかというのはしっかりと調べた上で実行するのが良いかと思います。

吉永

仕事は本当に大事ですよね。自分の生活環境や求める給料などは、ご自身でしか決めることができないと思うので、その辺りも参考にしていただきたいですね。

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地域の方との交流は多い?人間関係が不安です

吉永

続いて、地方移住の質問でよくあるのが、地域の方との交流に関してです。 都会と違って、ご近所さんと密な関係を築いていく必要があるのか。私にそんなコミュニケーション力はあるのかなど、不安な声も多数いただいていますが、その辺りいかがでしょうか?

福地

こちらは全く心配する必要はないと思います。

私の実体験になりますが、まず十勝の暮らしの中で、ご近所さんとコミュニケーションを取ったことは私自身一度もありません。隣の部屋の方とも廊下ですれ違ったら軽く挨拶する程度で、きっと都会で働くのとなんら変わりないと思います。

吉永

私も北海道移住をしてもうすぐ2年になりますが、特段ご近所付き合いとか、組合に参加したりとかはないですね。結構十勝の人はあっさりした人間関係の方が多い印象です。

福地

もちろん、十勝の中で沢山のコミュニティはあるので、自分から動けば人間関係を広めることができると思います。ランニングサークルや十勝の食を堪能するサークルなど、探せばいくらでもありますね。私は一人で過ごすのが好きということもあり、仕事とプライベートは分ける主義ですが笑

吉永

ノベルズには「スキーサークル」や「ワカサギ釣りサークル」なんかもあったりしますよね。逆に地元の人であれば、わざわざ入ることもないサークルがあるのもノベルズの一つの強みかなと思います。スキーやワカサギ釣りとか一人で行くのはハードルが高いと思うので、ぜひ、入社されたか方は入っていただいて十勝を満喫してほしいと思います。

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雪や寒さに慣れていないけどダイジョブでしょうか?

吉永

こちらも多い質問です。新卒採用をしている時も大体の学生さんから聞かれる質問です。皆さん北海道を極寒の地域として、恐れているのだと思います笑 移住者の身として申し上げると、これに関しては「慣れ」のところが大きいと思いますがいかがでしょうか?

福地

そうですね。
これは私達が九州や沖縄などの南国の地に行けば、もちろん始めは暑くて、ムシムシしていて苦労すると思いますし、それと同じことだと思っています。やはり最初は誰しもがなれない環境ですと大変です。

でも、結局先ほど吉永が言っていたように、最後は慣れだと思います。
車の運転でもどこで滑るのか、どれくらいまでスピードを出して良いのかなど、最初はわからないことだらけですが、少しずつ人間は学んでいきますので、大丈夫です。

吉永

住環境も北海道は寒さ仕様ですよね。二重窓になっていたり、暖房器具がデフォルトで付いていたり、意外とストーブ等の暖房器具を個人で持っている人が少ないですよね。

福地

私も一つも持ってないですね。わざわざ買う必要性を感じません笑

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酪農牧場は未経験でも働ける?

吉永

では、次の質問からはベクトルを変えて、酪農転職についてお聞きしていきましょう。 中途でも新卒でも牧場就職に関して未経験者の採用は行っているのか、気になる方多いと思いますが、福地さんズバリいかがですか?

福地

こちらも多い質問になりますが、未経験でも全く問題はございません。
今まで中途採用をしてきた中で、逆に経験者は1割程度しかいなかったような気がしています。ほとんどが未経験者でご応募して採用につながっているということです。

意外かもしれませんが、営業や販売、事務などでしっかり働かれていた社会人経験があれば、逆に私たちはそれを欲しているんですね。牛だけを診ることができても、牧場運営は回りません。そこにはマネジメントする人や、データを管理する人など、様々な能力を持ったスタッフがお互いに協力し合うことによって、初めて牧場は稼働していくのです。

これまでの別業界での経験が全く無になることはないので、もしご興味があればぜひチャレンジしていただきたいと思います。

吉永

新卒採用でも、採用内定者の約半分が文系出身の方が占めています。

牛の知識は入社されてから、先輩や獣医師の先生からいくらでも学ぶことができるので、問題はないですし、むしろ大事なのはそのような環境に置かれたときに学ぶ意志や好奇心があるかどうかだと思いますね。

欲がある人の方が、弊社では楽しく仕事をしているような印象がと個人的にあります。

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ぶっちゃけ農業や酪農って儲かるの…? 今後の業界の動向は…?

吉永

先ほどの十勝でのお仕事と似ている面もあるかもしれませんが、実際第一次産業で仕事をするとなった時に、どんな給与体系なのか、どれくらいの給与水準なのかわからないなど、ご質問をいただいております。
とても答えにくい質問ではあると思いますが、こちらに関してはいかがですか?

福地

まず、ノベルズグループの給与に関しては、業界の中ではそこまで低くはないと思います。月給制を敷いており、一般的なサラリーマンと同じような給与体系かと思います。 こちらに関しては、ノベルズの採用HPを観ていただくのが早いと思いますので、どうぞそちらをご覧ください。

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福地

そして、業界の動向に関して言えば、現在世界を取り巻く情勢を考えたときに、新型コロナウイルスやウクライナ侵攻など様々な要素が重なって、日本の物価高騰を引き起こしております。

実は弊社もその風をもろに受けておりまして、牛さんが食べる餌の価格高騰が現在の大きな課題の一つです。対策として、売上を上げる努力をしたり、コストを切り詰めたり、様々な対応を行っていますが、現状厳しい状況に変わりはないというのが本音です。

吉永

そうですよね。いつになったらこの情勢は、回復するのやら…。テレビやラジオでも最近話題です。

福地

ただ、それとは関係無く、儲かる農家さんと儲かっていない農家さんはやっぱり違いとしてあると思います。一体その違いは何なのかという事を申し上げると、『ビジネスモデル』の差だと私は思います。

儲かる仕組みづくりを自社の中で、しっかり突き詰めて考えている農家は儲かりやすいでしょうし、そうでない農家は逆風に流されやすい。ノベルズもそこに関しては、しっかりと突き詰めて言ったからこそ、『交雑種1産取り肥育』というモデルを確立し、短期間で急激に売上を向上させ、大きくなることができました。

吉永

なるほど。確かにその仕組みづくりは大事ですよね。業界が違っても、儲かっている会社がある一方で、潰れゆく会社もあるわけですから。業界単体で儲かる儲からないという議論ではないということですね。勉強になります。

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採用担当者からのエール

吉永

では、お時間も終盤に差し掛かってきたので、最後福地さんから、地方移住検討者の方や酪農転職を希望されている方に対して一言お願いいたします。

福地

はい。先ほども申し上げたように、十勝は地方移住するにはかなり好条件な場所だと個人的には感じています。食も美味しいし、自然も豊かです。

また、酪農牧場への就職に関しても、一度しかない人生です。自分のやりたい人生を実現するためにもまずは飛び込んでみることが一番かと思います。弊社はそういった方々を応援し続けてきましたし、これからもサポートはしていくつもりです。 ぜひ、北海道とかちへ移住をするという選択肢も参加者の皆さんの中に芽生えましたら幸いです。 本日はどうもありがとうございました!

牧場で働くなら、ノベルズでチャレンジ!

創業以来、北海道・十勝を拠点に、持続可能な農業経営を追求しているノベルズグループでは、現在、酪農牧場、肉牛牧場(肥育牧場、育成牧場)で正社員を募集しています。北海道内で12牧場、山形県(酒田市、最上町)で3牧場を経営しており、各牧場では異業種&移住転職を果たした仲間が、数多く活躍しています。業界未経験の方、移住先での仕事の選択肢を検討中の方は、気軽にご相談ください。「ノベルズウェーブ」ではそんな皆さんに役立つ情報を提供するほか、「ノベルズグループ採用サイト」では、現在募集中の求人情報を紹介していますので、併せてご参照ください。

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