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異業種から酪農転職!縁もゆかりもない北海道に移住した九州男児の3年目
ノベルズを知る
公開日:2022年6月20日

異業種から酪農転職!縁もゆかりもない北海道に移住した九州男児の3年目

福岡で生まれ育ち、地元企業に就職し、順風満帆だった九州男児の伊藤駿さん。新天地として選んだ転職先は北海道十勝。縁もゆかりもない地域に移住し、未経験の酪農に足を踏み入れた理由と現在を聞きました。

株式会社ノベルズデーリィーファーム
名前:伊藤 駿
◆32歳
◆福岡県出身
株式会社ノベルズ
ノベルズウェーヴ編集部
目次

北海道に転職し、移住した理由は“挑戦”の二文字に尽きます

福岡で生まれ育ち、順調に社会人人生を送っていた伊藤さんが、新天地として選んだのは北海道の東に位置する十勝。しかも、ガス会社の営業マンが選んだ転職先は、ノベルズという北海道で肉牛と酪農の牧場を企業的に経営する会社でした。

編集部

前職はガス会社の営業マンと聞きました。異業種である酪農を選んだ理由と北海道とは真逆の九州からの移住生活はいかがでしょう。

伊藤さん

福岡で生まれ育ち、前職は県内のプロパンガス会社で営業兼修理スタッフとして働いていました。幼い頃から“挑戦”の二文字が大好きで、小学生から高校卒業まではピッチャーとして野球に没頭。社会人になってからは、先輩・上司・お客様からの要望に応えることが、私にとっての挑戦でした。

編集部

まったく異なる環境下に身を置くことが、伊藤さんにとっての新たな“挑戦”だったというわけですね。

伊藤さん

没頭した野球時代も社会人人生も一緒なんです。子どもの頃から両親に「頼まれることはありがたいこと」と教えられてきたので、それを実践してきただけです。ピッチャーとなったときも周囲から頼まれたのがきっかけですし、ガス会社に入社してからも、仕事の依頼や配置転換など全てを受け入れてきました。最初は営業専従でしたが、次第に現場仕事を頼まれることが増えてきたので現場作業を覚え、気がつけば、スーツと作業着を交互に着替えながら働く生活となっていきました。

編集部

仕事上での配置転換は、退職理由にもなるほどの出来事だと思うのですが。

伊藤さん

「仕事が嫌だ」「組織が嫌だ」とは思ったことないです。

編集部

本当ですか?私は定期的に思いますよ。

伊藤さん

そんなこと言っていいんですか?

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編集部

内緒にしてください。閑話休題。インタビューを続けましょう。「雨ニモマケズ・風ニモマケズ」の伊藤さんが転職を考え、新天地として北海道を選んだ理由を教えてください。

伊藤さん

振り返れば、自分でも驚きの決断だったと思うのですが、当時はふと思いついたのがきっかけです。仕事は順調そのものでした。未経験の仕事を頼まれ、それに応えるのも生きがいでした。ところが、いつしか「もっと大きな挑戦をしたい」との思いが芽生え、その気持ちが日に日に増し、異業種への転職を決めたんです。

編集部

突然思いたったのですね!

伊藤さん

そうなんです。もちろん、悩みましたよ。仕事中も遊んでいるときも「自分にとっての挑戦とは何だろうか」と。そして、出た答えが「住む場所を変えれば、新たな挑戦が待っているのではないか」でした。

編集部

意外と単純ですね。そうして選んだのが、九州とは真逆の場所に位置する北海道だっというわけですね。

伊藤さん

わかりやすいですよね。南から北に移れば、今とはガラリと生活環境が変わるはずだと考えたんです。

編集部

しかも、畜産業を営むノベルズです。

伊藤さん

「北海道に移住する」と決めたら、北海道=農業というイメージしか沸かず、そのまま農業をキーワードに職を探しながら、「どうせなら規模の大きいところで働きたい」と思い、真っ先にインターネット検索で上位表示されたがノベルズでした。

編集部

そんな単純な動機でよかったんですか。

伊藤さん

これだと安直に決めたと思われがちですが、前職では、生活インフラに関わる仕事を経験したこともあり、「もっと人の役に立つ仕事がしたい」との思いもあり、人が生きる上で欠かせない「食」に関わる仕事を探す中で、農業→畜産業と絞っていきました。

編集部

少し安心しました。

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編集部

異業種・酪農での仕事はいかがですか。

伊藤さん

配属先は酪農牧場の飼料部でした。牛の餌やりが仕事です。身長よりも高い重機に乗り、牛の栄養を考えながら「がさ」の多い粗飼料と濃厚飼料を混ぜ合わせて作る「TMR(混合飼料)」をトラクターにつながれたミクストロンと呼ばれる大型の撹拌機械に、原料を次々と投入して作り、トラクターに乗りながら与える仕事です。

編集部

ダイナミック!

伊藤さん

入社して半年は朝の早さや外での労働環境に慣れず、仕事後は死んだように寝ていました。体力的には野球で培った基礎体力が助けてくれたので、過去の自分を褒めてあげています。辛くても辞めようとは思いませんでした。十勝の風土が助けれてくれたからだと思います。福岡に比べて心地よい夏の気候は、本当に過ごしやすいですね。雄大な北海道の景色が心を落ち着かせてくれますし、少し車で走るだけで、慣れない環境のストレスなどすっかり忘れさせてくれるんです。

編集部

体力勝負と言われる仕事の中身を教えてください。

伊藤さん

飼料部門は、交代制で早朝3時から午後2時までと朝7時から夕方6時までの勤務スケジュールで動いています。先ずはその日の牛のエサ(飼料)を準備し、大型重機で各牛舎を回りエサを配ります。その後は、牛たちがエサを食べているかをチェックしながら、エサの場所を牛の近くに寄せるなど牛への配慮が大切な業務です。

編集部

大型重機の免許は持っていたのですか?

伊藤さん

大型重機の免許は入社してすぐに取得しました。資格取得支援制度があるので負担や免許がないからということは気にする必要はありませんでした。仕事の内容は、先輩や上司が手取り足取り教えてくれます。みなさんが思っている以上に優しい方々が多いので安心してください。

編集部

なんだか、求人情報みたいになってきましたね。そのまま“やりがい”も教えてください。

伊藤さん

異業種からの転職でしたが、思わぬところで過去の経験が生きるのが面白いですね。例えば、工具を使った作業が発生した際には、ガス会社時代の知識が生きましたし、たくさんのスタッフが働く牧場ですから、報告や連絡といったコミュニケーションが大事なのですが、そこは営業時代の相手への気配りや会話テクニックで、ストレスなくこなせていると自負しています。

編集部

社会人人生の経験を生かせるのは、中途採用の強みですね。

伊藤さん

社会経験が生きるのは、仕事を覚える速度や組織への順応性の早さではないでしょうか。組織で働いたことがある人であれば、自分の仕事の前後にどんな作業があるのか、最終的にどうなれば会社(牧場)と牛にとってプラスに働くのか、を考えるはずです。サラリーマンとして、会社の利益に直結するという責務を持ちながら、日々の仕事に取り組んでいます。

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異業種でも前職の経験を遺憾なく発揮する伊藤さん。入社3年目には管理職候補に選ばれたそうです。「頼られる男」だからこそ、新天地で自らの存在価値を高められたのでしょう。

編集部

入社3年目の現在は、管理職候補に挙がっていると聞きました。

伊藤さん

管理職としての講習を受けさせていただいているだけです。

編集部

謙虚さが伊藤さんの良さですね。

伊藤さん

ありがとうございます。これまでの人生の大半はひたすら頼まれ仕事をこなしてきました。これからは、会社の方針に沿って自ら考え・決めた目標に対して結果を残すことに力を注いでいきます。視野も広げて、いま何が起きているかを的確に把握して、改善内容を組める人材を目指しています。

編集部

頼りがいのある人材を目指すわけですね。

伊藤さん

お世辞でも嬉しいです。入社して3年目となり、改めてトップの熱量が我々スタッフの背中を押し、エネルギッシュさを肌で感じられる会社だなと思います。若い世代の社員が多く、前向きでチャレンジ志向の強さも好きな点です。

編集部

北海道移住と酪農転職は正解でしたか。

伊藤さん

正解だと感じることが多いですね。スタッフ同志で声を掛け合うノベルズの社風も好きです。上司の方々は、何かと現場を気にかけ、一人ひとりに声を掛ける姿が目立ちます。これは、新人にとっては嬉しいですよね。孤独を感じることはなく、むしろ皆で働いているのだというチームワークが自然と強まっていく感じです。

編集部

そうした体制を受け入れ、素直に評価できる伊藤さんだからこそ新天地という環境にも適応できたのではないでしょうか。

伊藤さん

単純なんです。基本は受け身なので、「なすがまま」「あるがまま」に生きています。

編集部

とはいえ、大きな決断をして移住してきたわけです。

伊藤さん

そう言われれば、そうですね。

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淡々とこなす伊藤さんですが。決して楽してきたわけではありません。頼られ続けることで、それに応えられる努力をしてきたからこそ、あらゆる環境にも適応できる強さを身に付けたのです。

編集部

福岡・北海道と、伊藤さんの社会人人生は順風満帆のように感じますが、裏で猛烈に努力をしてきたからこそ現在があるのですね。

伊藤さん

ありがとうございます。頼られることはプレッシャーでもあるんです。ですが、期待に応えることで得られた信頼の価値を知っているからこそ、応えるために頑張れるのだと思います。そうして生きていると、自然と周囲からも助けてもらえるのです。

編集部

伊藤さんに助けは必要なさそうですが……。

伊藤さん

そんなことはありません。「身一つ」で右も左も分からない北海道十勝に移住してきたわけです。自治体や会社の支援制度の充実ぶりにも助けてもらえました。それ以上に先輩や上司の存在も大きかったです。頼まれることは信頼の証でもあると思うんです。私だって人間です。嫌な人や努力しない人に支援をしたいとは思いませんから。

編集部

話を聞いていると「このひと、良い管理職になるな」と思いますよ。

伊藤さん

嬉しいです。そうなれるよう頑張ります。

編集部

これからは“ミスターノベルズ”を目指すのですか?

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伊藤さん

これだけ大規模の牧場は日本全国でも珍しく、国内トップクラスの牧場で働いているという誇りが芽生えます。酪農だけではなく、肉牛牧場や管理部門など様々な分野があるので、全国から集う優秀なメンバーと一緒に働けるという経験も良いですね。多くの牧場で経験を積み、牧場運営に携わるのが現在の目標です。ノベルズでの私の“挑戦”はまだまだ続きますよ。

編集部

勝手に締めないでください。でもインタビューも長くなってきたので、このあたりで終わりにしましょう。今回は「ノベルズウェーヴ」らしく、ノベルズの社員インタビューを掲載しました。順風満帆な福岡での生活を捨て、真逆に位置する北海道十勝に移住しただけでなく、仕事でも前職と異なる「酪農」を選んだ伊藤さん。「挑戦したいから」と単純な動機に驚きましたが、蓋を開ければ、明確な目標設定があり、達成するための努力を惜しまない、熱くて真面目な九州男児でした。

牧場で働くなら、ノベルズでチャレンジ!

創業以来、北海道・十勝を拠点に、持続可能な農業経営を追求しているノベルズグループでは、現在、酪農牧場、肉牛牧場(肥育牧場、育成牧場)で正社員を募集しています。北海道内で12牧場、山形県(酒田市、最上町)で3牧場を経営しており、各牧場では異業種&移住転職を果たした仲間が、数多く活躍しています。業界未経験の方、移住先での仕事の選択肢を検討中の方は、気軽にご相談ください。「ノベルズウェーブ」ではそんな皆さんに役立つ情報を提供するほか、「ノベルズグループ採用サイト」では、現在募集中の求人情報を紹介していますので、併せてご参照ください。

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