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北海道の移住先で大人気の十勝を紹介! 十勝に住むならこれらをチェック!
移住の豆知識
公開日:2023年2月27日

北海道の移住先で大人気の十勝を紹介! 十勝に住むならこれらをチェック!

広大な大地に実り多い畑、乳牛がのんびり育てられている牧場など、北海道らしい風景に憧れを抱いている人は大勢いますし、そんな北海道に移住したい、と考えている人は少なくありません。そこで北海道、なかでも移住先として高い人気を誇る十勝を中心に紹介していきます。

目次

まずは北海道について知ろう

北海道の広さは8万3,450km2、都道府県の中で最も広く、国土のおよそ22%を占めます。人口は約520万人強で、人口密度は1km2あたり69人。広大な土地に人々が分散して暮らしているといっていいでしょう。

北海道の産業は、広大な豊かな自然を生かした第一次産業がメイン。十勝平野を中心とした「畑作」、石狩・上川地方を中心とする「稲作」、道東を中心とした「酪農」、函館や根室、釧路、オホーツク海沿岸をはじめとする「漁業」、道北の「林業」など実に多彩です。

畜産と酪農の違いとは?肉牛と乳牛の違いなども含めわかりやすく解説します!

それ以外にも新鮮な食品を生かした食品加工業、紙の材料となる良質な木材を用いる紙パルプ製造業のような「工業」も盛んに行われています。また、自然に恵まれていることで「観光業」が発展したほか、最近では太陽光や風力を活用した「環境エネルギー産業」にも注目が集まっています。

6つのエリアに分かれている北海道

●道央
札幌や小樽などが含まれ、都市が集まっているエリアといえるでしょう。観光地も多く、鉄道の要衝・JR札幌駅、北海道の空の玄関・新千歳空港もあり、旅行客にもおなじみのエリア。ニセコスキー場、定山渓や洞爺湖といったリゾート、温泉にも恵まれています。

●道南
函館市が含まれるエリアで、本州に近い位置にあります。北海道の中では温暖な気候を生かした農業をはじめ、海沿いの地域では漁業も盛んです。

●道北
日本最北端の宗谷岬がある稚内市から、旭山動物園がある旭川市、ラベンダー畑で名高い富良野まで広がるエリア。国立公園や海など、豊かな自然に恵まれています。

●オホーツク
流氷をイメージする人もいるでしょう。流氷が豊かなプランクトンを運んでくることもあり、新鮮な海の幸に恵まれています。

●釧路・根室
北海道の東に位置し、釧路湿原や阿寒湖など、雄大な自然が魅力のエリアです。釧路は農林水産業、鉱工業、観光業、商業などが発展し、根室は漁業、酪農が盛んです。

●十勝
広大な大地と豊かな自然に恵まれ、農業や酪農が盛んなエリアです。また、日本の食料供給基地ともいわれ、数多くの農産物が作られています。また、農業体験、アウトドア体験もでき、北海道らしい醍醐味が存分に味わえます。

北海道移住に向けて頼りになる情報サイト&サポート情報

北海道へ移住しようとするなら、情報収集も大切。何の準備をせずに移住する、と人はほとんどいないでしょうし、そのような姿勢はおすすめしません。北海道移住に役立つサイトやサポート窓口などをご紹介しますので、ぜひお役立てください。

移住ポータルサイト「北海道で暮らそう!」

北海道への移住に役立つコンテンツがいくつもあるのが、移住ポータルサイト「北海道で暮らそう!」。北海道に関するさまざまなデータ、冬季の暮らしの注意点をはじめ、オンライン移住相談や就職支援も行っています。総合案内窓口、ふるさと移住定住推進センターなど、各種窓口のお問い合わせ先やお役立ちリンクも充実していて頼りになるでしょう。

北海道で暮らそう!

「北海道空き家情報バンク」は要チェック!

「北海道空き家情報バンク」は、道が運営する制度。北海道内の空き家および空き地の有効活用を通して、移住・定住の促進や住宅ストックの循環利用を図ることを目的としています。

北海道への移住・田舎暮らしにふさわしい空き家がいくつもあるので、移住を検討しているなら小まめにチェックしてみるのもおすすめです。

北海道空き家情報バンク

「地域おこし協力隊」として移住するのもおすすめ

「地域おこし協力隊」とは、都会からの住民を中心に、エリア外の人材を受け入れ、その人材に地域協力活動を行ってもらい、定住・定着を図るとともに、地域の維持やつながりの強化などを推進する制度のこと。高齢化や人口減少の動きが著しい地域において、募集されることがあります。

地域おこし協力隊員の人数、期間、待遇などは地域によってさまざまですが、おおむね1年以上3年以下で、地方自治体の委嘱を受け、地域で暮らしながら、地域協力活動を行います。

観光振興やイベント応援といった地域支援、住民の生活支援、環境保全運動、農林水産業への従事などが、主な仕事といっていいのではないでしょうか。地域おこし協力隊に応募し、地方移住を実現する人も少なくありません。

北海道「地域おこし協力隊」

北海道の仕事事情を調べよう

北海道へ移住するにあたって、あとから残念な気持ちにならないよう、仕事事情をきちんとチェックしておきましょう。ここでは平均年収・賃金、有効求人倍率などをご紹介します。

まず、令和3年度調査の都道府県別賃金データによると月換算で、最も高い東京都の36万4,200千円に対し、北海道の平均賃金は27万4,800円となっています。この数字を見ると、収入はそれほど期待できないといえるかもしれません。

「令和3年度賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)

令和3(2022)年12月、北海道の有効求人率は1.17で、前年の令和2(2021)年12月の1.02に比べると上昇しています。さらに同じく令和3(2022)年12月、十勝の中心ともいえる帯広市は1.39で、全国平均の1.31を上回っています。

「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」職業紹介-都道府県別有効求人倍率 ハローワークおびひろ(帯広公共職業安定所、有効求人倍率)

北海道移住に失敗しないための4つのポイント

北海道への移住を成功させるためのポイントをご紹介します。移住に失敗したり、後悔しないために、ぜひご一読ください。

1カーライフへの切り替えを楽しむ

都会暮らしと田舎暮らしの大きな違いのひとつが、車の必要性。たとえば東京23区内などで暮らし、同じく東京23区内などの会社に通勤している人なら、車は必要ないと考えている人も少なくないでしょう。実際、都市では車を所有せず、ほとんど運転することのない人が数多くいます。

一方、地方移住・田舎暮らしでは車はほぼ必需品といえます。通勤するにも日常的な買い物をするにも車を利用するのが一般的といってもいいでしょう。どうしても車の運転をしたくなかったり、車の免許を持っていなかったりする場合、地方移住・田舎暮らしを快適に送るのは容易ではないかもしれません。

もちろん、これから運転免許を取得するということでもいいでしょう。日常的に車に乗る生活を、前向きに受け入れられる人のほうが、田舎暮らしを楽しめるのではないでしょうか。

現在、都会で電車やバス、自転車や徒歩が移動手段の中心だったとしても、「郷に入れば郷に従え」のように、新しく始まるカーライフを楽しもうとする姿勢が望ましいでしょう。

2収入(賃金)のみで判断しない

前述したように、北海道に移住することで年収が下がる可能性はたしかにあります。しかし、それは単純に収入だけを取り上げた場合のこと。

都会と比べて、北海道なら家賃を低くおさえられる可能性があります。また、食費をはじめとする日常的な出費が、都会生活に比べて安くなることが少なくなりません。

つまり、年収がダウンしたとしても、トータルで見れば経済的なゆとりが生まれる可能性が十分にあります。実は、この経済的なゆとりも、地方移住の魅力のひとつといえるでしょう。

3地元の人と積極的に交流する

地方では地元の人どうしの交流は、都会に比べると活発な場合が多いかもしれません。そのような人づきあいが苦手という人も、いまの時代、少なくないでしょう。

だからといって、都会から地方移住をして、地域のコミュニティに参加しないのは正直いってもったいないこと。

地元の人と積極的に交流し、地域にとけこむ努力をしたほうが、田舎暮らしは楽しくなるし、おいしい店、お得なスーパーマーケット、いい病院など、生の情報が得られるのはほとんどの場合、リアルな人間関係から。

都会と違って、インターネットの地域情報が網羅されていない分、地方では人づきあいから得る生の情報がより大きな意味を持ってきます。できる範囲でかまわないので、地元のコミュニティにちょっとでも参加するのが、地方移住を成功させるポイントです。

4雪や寒さを日常として受け入れる

北海道への移住を考えると、これは必須、避けて通れないもの。冬の寒さや雪のことは、しっかり考えておきましょう。雪の少ない都会や地域で生まれ育った人は、実際に暮らしてみると最初は、冬の寒さや雪に面食らうかもしれません。

しかし、ほとんどの人は時間とともに慣れるもの。それに、十勝は北海道の中ではどちらかというと雪が少ないエリア。冬対策、雪対策も地元の人にアドバイスをもらいながら、少しずつ慣れていけばいいのです。

また、冬の寒さが厳しいといっても、北海道の住宅は寒冷対策がとられているので、室内ではかなり快適な場合が少なくありません。

それにできることなら、冬はスキーやスノーボード、スケートなどが楽しめるからいい、とポジティブにとらえられるとよりグッド。冬は寒い反面、首都圏などと違って、夏の蒸し暑さというのはほとんど皆無。四季を通じて考えれば、気候の面でも、都会暮らしより快適かもしれません。

ズバリ! 北海道移住するなら十勝がおすすめ!

北海道への移住はとても魅力。なかでも、十勝エリアをおすすめしたい理由をご紹介します。ゆっくり目を通していただくと、なぜ十勝を推しているのか、きっとご理解されることでしょう。

十勝は食料自給率1200%で畑作も酪農もアウトドアも充実

日本の食料自給率はカロリーベースで38%、生産額ベースで66%。それらの違いを詳しく述べると話が長くなるのでここでは割愛しますが、畑作と酪農が盛んな十勝の食糧自給率はなんと約1,200%。いかに飛び抜けた数字であるか、おわかりいただけるのではないでしょうか。

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/ohanasi01/01-01.html

ずば抜けた数字はもちろんですが、とりわけ十勝が「日本の食料基地」といわれているのは、食料自給率が極めて高く、道外に多く出荷していて、農作物の品種改良なども盛んに行われているからです。

さらに豊かな自然に恵まれ、数々のネイチャー体験、アウトドア体験が楽しめるのも十勝の魅力といえるでしょう。また、北海道は冬が寒いというイメージを多くの人はお持ちかもれませんが、十勝は北海道のなかではどちらかというと雪が少ないエリアといえます。

とはいえ、冬はスキーやスノーボード、スケートなどウインタースポーツを楽しむことができます。また、冬だけでなく、四季折々の楽しみにあふれているのも、十勝が人気の理由のひとつです。

旅行や観光をはじめ、暮らしてみること、働いてみることで、さまざまな魅力を味わえるのが十勝エリアです。

十勝移住、成功者の声に耳を傾けよう

十勝はさまざまな魅力を持ったエリアであるため、都会からの移住者の仕事や暮らしぶりも実は多種多様。そんな移住者4組の声をお届けします。

1 北海道に「いつかは住みたい」思いを忘れず、大樹町の「地域おこし協力隊」へ。

Aさんは高校時代に生まれて初めて北海道を訪れ、「いつかは住みたい」という思いを持ちます。大学を卒業後、東京で就職したものの1年で退職。北海道への思いは捨てきれず、富良野のラベンダー畑で夏季のみのバイトを経験します。

その後、十勝の大樹町が募っていた「地域おこし協力隊」に応募し、Aさんは念願の移住を実現。大樹高校図書室で司書の代わりを務めたり、「宇宙のまち大樹町note」の企画・編集・執筆をしたり、町の情報発信に取り組んでいます。

北海道移住を決めた理由2022。十勝に地方移住した人たち(前編)

2 東京と十勝、いきいき2拠点生活。

東京都北区で生まれ育ったBさんは、子どもの頃から運動が大好き。学生時代にスポーツ貧血を煩ったことからスポーツの専門学校へ進学し、資格を取得して、フリーのアスレティックトレーナーとして活動を始めました。

転機は2021年夏。所属していたパーソナルジムで、帯広に支店を構える計画が出て、十勝を視察へ。十勝でのご縁から起業家を育成する「とかち・イノベーション・プログラム」に出会い、東京と十勝の2拠点生活を続けています。

2拠点生活のおすすめ?関係人口として十勝で活躍する折笠恵さん

3 夫婦で移住し、北海道の「空き家」問題解決に取り組む。

空き家を解決する会社を設立したKさん夫妻。きっかけは、東日本大震災を経験し、人生はいつ終わるかわからないと痛感。生き延びた命、これからは自分のやりたいこと、人のためになることをしたいと強く思うようになりました。

山、川、湖のほとりでのキャンプやカヌーを楽しみ、焚き火マスターし、BBQにも頻繁に取り組む旦那様と、2級建築士の資格を持つ奥様による会社は、待ったなしの十勝の空き家問題と向き合っています。

北海道移住を決めた理由2022。十勝に地方移住した人たち(後編)

4 チーズとワインの知識や資格を生かし、十勝へ移住。

Dさんご夫妻、ご主人は大学の工学部で機械システムを専攻、東海旅客鉄道(JR東日本)へ入社し、リニア新幹線の設計を行う部署へ。奥様は東京の大学で美術史を学ぶうち、欧州の食文化に興味を持ち、食品専門商社へ。

幼少期を北海道で過ごしたご主人とともに、ソムリエの資格を持つ奥様が中札内村への移住を決めたのは、インポーター(輸入業者)として足りないと感じていた「生産者のリアルを伝える」ことが十勝ならできる、と考えたからでした。

地方移住の成功例を大公開。北海道へ移住後、2年で起業したキャリア夫婦の物語

北海道、十勝への移住にちょっとでも興味を持ったなら、今回ご紹介したサイトやリンク先をチェックしてみてください。地方移住のためにあれこれ考えたり、調べたりすることはきっと、あなたの今後のプラスになるはずです。

[採用情報]酪農スタッフ(正社員)募集中

牧場で働くなら、ノベルズでチャレンジ!

創業以来、北海道・十勝を拠点に、持続可能な農業経営を追求しているノベルズグループでは、現在、酪農牧場、肉牛牧場(肥育牧場、育成牧場)で正社員を募集しています。北海道内で12牧場、山形県(酒田市、最上町)で3牧場を経営しており、各牧場では異業種&移住転職を果たした仲間が、数多く活躍しています。業界未経験の方、移住先での仕事の選択肢を検討中の方は、気軽にご相談ください。「ノベルズウェーブ」ではそんな皆さんに役立つ情報を提供するほか、「ノベルズグループ採用サイト」では、現在募集中の求人情報を紹介していますので、併せてご参照ください。

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