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必見!Uターン転職を成功させるための方法を徹底解説します
移住の豆知識
公開日:2023年1月30日

必見!Uターン転職を成功させるための方法を徹底解説します

「郷里に戻りたい気持ちはあるけど、仕事のことが心配」という方もいると思います。そこで、お悩みの解消につながる、Uターン転職を成功させる方法をご紹介します。

目次

Uターン転職とは?

Uターン転職とは、地方出身者が都会で働いたあと、出身地に戻って再び就職すること。元の場所に戻ってくる、その移動する動きが、英語の「U」に似ていることからそう言われている、とされています。

地方で学校を卒業してから都会に出て仕事をし、転職と同時に出身地に戻るという場合もあれば、たとえば高校卒業後、都会の大学に進学し、そのまま都会で就職し、その後、出身地に戻って再び就職(転職)するという場合もあります。どちらの場合もひっくるめて「Uターン転職」です。

Iターン、Jターン、一般的な転職との違い

Uターン以外に、よく混同される言葉としてIターン、Jターンがあります。

●Iターン
都会に出て暮らしていた人が、出身地ではないエリアに引っ越すこと。Iターンで移住するエリアは、それまでの人生で縁もゆかりもない地域であることもあるでしょう。

●Jターン
都会に出て暮らしていた人が、出身地の近隣の地域に戻って(正解には「戻る」ではありませんが)暮らすようになること。

これらは、一般的な転職とは少し異なります。一般的な転職というのは、通勤に用いる路線が変わったりすることはあるものの、転職によって大きく引っ越すことはあまりありません。

それに対し、Uターン転職、Iターン転職、Jターン転職は、引っ越しと転職がセットになっています。つまり、職場が変わるだけでなく、生活環境やライフスタイル、通勤の方法なども訪れるので、それなりの準備が必要になってくるといえるでしょう。

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UターンのタイミングとUターンに向いている人

Uターン転職はどのタイミングでないといけない、という決まりはもちろん、ありません。しかし、こんなタイミングが割合として多いという事例はあるので、ご紹介します。

【Uターンするタイミングは?】

●キャリアアップやキャリアチェンジのタイミング
都会での仕事である程度の実績を残したり、経験を積んだあと、キャリアアップを考える人もいるのではないでしょうか。いってみれば、Uターンでなかったとしても、キャリアアップやステップアップに踏み切りたくなる時期といってもいいかもしれません。

●生活環境の見直し
地方から都会に出て働いている場合、それが合っている人もいれば、地方に暮らしていた頃と大きく変わってしまうことで、体調をくずしたり、心をいためる人もいます。

なかには、生活環境やライフスタイルを見直したり、「都会に憧れていたけど、やはり自分には自然があって、のんびりした雰囲気の田舎がいい」と思い直したりする人も少なくありません。

●結婚や出産を機に
結婚は多くの人にとって、人生の最も大きな転機のひとつ。ただえさえ、大きな転換点となるタイミングに、Uターン転職はどうかと思う人もいるかもしれません。しかし案外と、このタイミングに転職をする人もいます。リスタートするなら、いっそのことまとめて、と考える人も実は少なくないのかもしれません。

また、出産のタイミングにUターン転職に踏み切るカップルもいます。これは、出身地に戻って親と同居したり、実家の近くに住むことで、親から育児の協力が得られるから、といいう理由もあります。

●家族の介護のために
実家の父母の介護が必要になったタイミングでUターン転職する、というのもケースもあります。


【Uターンに向いている人は?】

それは、Uターンをポジティブにとられられる人。たとえば、都会でもっとキャリアを築きたかったのに、親の介護など家庭の事情で、Uターンを余儀なくされる場合、悲観的になったり、ネガティブな考えにとらわれたりする人もいますが、その状況を悲観することなく、冷静に見つめて、人生をプラスに向けられる人が望ましいでしょう。

また、「車通勤が苦にならない」ことも重要です。地方では車がないと生活が成り立たないのが事実です。電車やバスの路線が発達している都市部はともかく、車生活になるのが苦にならないというのは、Uターン転職に不可欠な要素といってもいいでしょう。

Uターン転職のメリットとデメリット

Uターン転職の良い話ばかりをピックアップするのではなく、ここでメリットとデメリットの両方をまとめておきましょう。

【Uターン転職のメリット】

●地元愛が芽生える
一度都会で働き、出身地に戻ってくることで、よく知っていると思っていたエリアを新鮮な目で見つめ直すことができ、新たな魅力に気づくことが少なくありません。地元の魅力に目覚め、地元愛が深まるでしょう。

●地元と人とのコミュニティが築ける
一度都会に出て戻ってきた方には、地元の人がいろいろな話を聞きにきたり、意見をたずねたり、一目置かれる存在になりやすいといえるでしょう。出身地のコミュニティに欠かせないメンバーになれる可能性が高まります。

●生活費が抑えられる
地方で勤務すると収入が下がる可能性がある。これは、おおむね事実です。とはいえ、生活費との差額を考えると、家賃や食費など、経済的な面からはありあまるメリットがあるといってもいいでしょう。Uターン転職で実家に戻れば、家賃の心配がいらない可能性もあります。年収がダウンしても、生活費を削減できる魅力があるのです。

●豊かな自然に囲まれて育児ができる
都会がいい、と上京した人であっても、子育てするなら、豊かな自然がある場所がいい、と思うのは珍しいことではありません。なにしろ、地方出身者の多くは、自然を間近に感じながら育ったのですから。

都会にも緑はありますが、「豊かな自然」という意味では、地方に軍配が上がるでしょう。自然のなかで育った地方出身者の多くは、実は、子育ての場面に限らず、自然を欲しているのかもしれません。

●腰が据わる
IターンやJターンの人とは違い、戻るエリアはあなたの出身地。腰掛けでやっていこうとはおそらく思わないはず。本腰を入れて働き、生活する、その姿勢が仕事においても、暮らしにおいても良い方向へ向かうのではないでしょうか。

【Uターン転職のデメリット】

●お店が少なく、限られる
都会に比べ、地方で暮らす場合、どうしても買い物をするお店が限られます。それがつらいと感じる人もいるかもしれません。

●刺激が少ない
ネットでは得られないライブやコンサートはめったにない、とか、美術館やギャラリーが少ないなど、文化的なものにふれるのが好きだった人には、刺激が足りないように感じられるかもしれません。

●車なしで生活できない
地方では車で通勤する人がほとんど。毎日、車での往復になるので、それが苦手な人にはつらいかもしれません。都会での電車通勤の場合、勤務地や住居の周辺エリア、さらに乗り換え駅の周辺など、異なるエリアの情報をキャッチすることができますが、それがなくなる分、単調になる可能性もあります。

●出会いが少ない
都会で出会ったバートナーとUターンする場合はともかく、Uターンしてから新たな出会いを求めるのは、ちょっとした努力と工夫が必要かもしれません。

●コミュニティのせまさ
活動エリアが狭かったり、繁華街が広くないため、噂になる可能性もあり、それがきゅうくつに感じるかもしれません。

Uターン転職の成功者たち

それでは、Uターン転職の成功者を紹介しましょう。

●夫婦でのUターン転職者、Aさん・Bさん。
夫のAさんと、妻のB子さんはともに北海道帯広市の出身で、同い年。といっても、二人が出会ったのは東京で行われた、十勝地方の出身者が集まる食事会。その後、十勝の自治体によるイベントが東京で開かれ、Aさんは帯広市の移住促進担当者と出会います。自分に合う会社を紹介されたAさんはUターン転職を決意。B子さんは当初、Uターンに乗り気でなかったものの、コロナの影響で勤務先がフルリモートワークに切り替わり、上司から「出勤する必要がないから北海道に移住しちゃいなよ」と後押しされ、夫婦そろって、Uターン転職へ踏み切りました。

Uターン転職を果たした夫婦の物語。地方移住の不安は?どんな働き方しているの?

●北海道広尾町出身のフィッシングガイド、Cさん。
東京の大学に進んだものの都会の雰囲気に馴染めず、自主退学。海外放浪体験をしたあと、再入学・復学して卒業。工業計器や工場の監視・制御システムなどを作る会社に就職し、約3年働いたものの「都会の空気は合わない」と感じ、海外放浪し、十勝地方の帯広市へ。市役所で公務員として10年勤めたのち、現在はトラウト釣りや十勝の魅力をSNSで世界に発信しつつ、十勝にあるアウトドアレジャーを提供する企業に携わりながら、フライフィッシングガイドとしても活躍しています。

北海道へJターン! フィッシングガイドとして雄大な自然の中で働く下森さん

●札幌市出身のD子さん。
高校を出て上京し、大学時代にアルバイトをしていたサイバーエージェントにそのまま入社し、ブログ、ソーシャルゲーム、アプリなどのプロデューサーとして活躍。7年勤務したあと、北海道に戻り、クラウドファンディング企業の北海道の拠点立ち上げに関わるものの、なかなか成果を出せなくて退職。疲れ切っていた頃、十勝地方の大樹町が気に入って家を建て、東京で知り合ったご主人を呼び寄せ、ライターの仕事をしつつ、大樹町の移住アドバイザーとして活動しています。

東京から北海道大樹町にJターンした私だからできる移住コーディネーター

●北海道十勝の豊頃町で生まれのEさん。
少年時代は田舎が嫌で「早くここを出たい」と思っていたEさん。中学までは地元で過ごし、帯広市の高校へ進み、道内の国立大学へ進学、卒業後は大阪に本社があるパナソニックへ。そこでの毎日は「特に嫌だったわけではない」ものの、大都市での空気や水が合わず、25歳で故郷に戻り、英語学校を創業。その後、父親の影響を受けて、写真を撮るようになったEさんは、豊頃町の浜辺に打ち上げられた氷を「ジュエリーアイス」と名付け、2018年に写真集を出版。故郷である豊頃町から観光大使の称号を送られ、ジュエリーアイスを撮り続けています。

田舎暮らしがきらいだった少年時代。故郷・十勝に見つけた、ここだけの自然体験。~ジュエリーアイスの名付け親 浦島久さん

出身地に戻るUターンだけでなく、出身地周辺のエリアに移転するJターンに近いケースもご紹介しましたが、参考になるのではないでしょうか。Uターン転職に少しでも興味があるなら、出身地の自治体のサイトをチェックしてみるなど、役立つ情報がないか、探してみるといいかもしれません。

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