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サラリーマンの牧場転職の実際 ノベルズの現役牧場スタッフに聞いてみた!
ノベルズを知る
公開日:2023年6月20日

サラリーマンの牧場転職の実際 ノベルズの現役牧場スタッフに聞いてみた!

一度社会に出て、職務経験を活かした積極的な転職や、新しい仕事へのキャリアチェンジが当たり前の時代になりました。そのキャリアチェンジの先として、一次産業、農業、畜産、酪農業界を選択する会社員も増えています。 しかし、特に大都市圏で働いている人、住んでいる人にとっては、そんな簡単な話ではありません。なぜなら、未経験、キャリアチェンジだけでもチャレンジですが、農畜産業への転職は、もれなく遠く離れた地方移住を伴うケースが多いからです。そのため、中には「情報収集の段階で悩んでいる」、「内定をもらったけど腰が引けてしまい辞退した」という人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、3年前に異業種&移住転職を果たし、北海道の畜産会社ノベルズグループの牧場で活躍する2名の現役社員に、キャリアチェンジの経緯と今についてお話を伺いました。牧場転職を検討の皆さんは、ぜひご一読ください。

目次

作業自体は大変じゃない!でも集中力は必須です。

今回インタビューにご協力いただいた濱田さんと伊藤さんは、共に前職は第一次産業、農業とは無関係のお仕事でした。そんな中、知識ゼロ・経験ゼロで牧場会社に飛び込んで苦労はなかったのでしょうか?

吉永

伊藤さん、濱田さん、本日はどうぞよろしくお願いいたします!
早速ですが、まず仕事のお話からいきますね。お二人共、異業種からの未経験での牧場転職でしたが、実際に入社されてから、いかがですか?

伊藤さん

こんな事を言ってしまうと、嘘っぽく聞こえてしまいそうですが、正直、現場労働で辛いと思ったことはないですね。第一次産業って「きつい・汚い・危険」の3Kの職場だと思っていましたが、意外と重機や機械で行われる作業も多く、体が悲鳴をあげるほどではありませんでした。

入社当初は酪農牧場の飼料部門に配属されて、毎日トラクターに乗り、牛のエサを撒く仕事をやっていたんですけど、機械や車も好きなので、楽しく仕事をすることができていたと思います。

濱田さん

私も特段苦労したことはなかったですね。私の場合は、前職のデスクワーク作業に嫌気がさして牧場に就職したんですが、10年以上のデスクワーク経験者でも、1ヶ月ほどで作業自体は慣れました。

吉永

お二人共、入社してからの苦労が特段なかったというのは驚きですね。精神面でも大変な点はありませんでしたか? 私は現場時代に牛の生体知識を覚えるのに結構苦労したんですが…

濱田さん

私も牛に関して全くの素人でしたが、飼育ノウハウはしっかり先輩方から教えていただけるし、月一回、コンサルの獣医師の先生の指導もあるので、分からないことを解決出来る環境は整っていました。逆に私はこんなにも手厚く教えていただけるんだと拍子抜けしましたね(笑)

精神面で大変だったことは、牧場は「危険」が隣り合わせの仕事ですので、常時、周りに気を配る必要があることですかね。

伊藤さん

確かに。牧場にもよると思いますが、ノベルズは大型の重機が場内をバンバン走っているので、ぼーっと歩いていたら、確実に轢かれます(笑)。牛もホルスタインのメスであれば、体重が500kgはあるので、不意に近づくと足を踏まれたり、頭でどつかれたりしますね。牧場業務での身の危険は間違いなくあると思います。

吉永

なるほど。確かに気性の荒い牛に出くわすと襲われたりしますからね。牛にとっても人にとっても安心安全な仕事をするために、集中力と周囲への配慮は必須ですね。

濱田さん

でも、一日中外で体動かして、集中して仕事をすれば、あっという間に時間が過ぎていくのは、私は嬉しいですね。ノベルズの牧場は9.5~10時間勤務で一般企業よりも労働時間は長いかもしれませんが、毎日の達成感が前職とは違います。

吉永

めちゃめちゃ共感できます(笑)。自分はお二人とは真逆で、現場スタッフから人事に異動になった逆パターンですけど、感覚的には今の方が長時間労働してる感じです(笑)

伊藤さん

現場が恋しくなっていますね(笑)
いつでも待っていますよ。

吉永

上長にかけあってみます(笑)

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北海道とかちでの生活は、イメージ通りに楽しかった!

仕事に関しては、特に苦労することがなかったとのこと。一方で、北海道でのプライベートの時間はどうなのか。出身も経歴も違うお二人ですが、どちらも十勝の良さをめいいっぱい満喫しているようです。

吉永

仕事環境だけではなく、生活環境もガラリと変わったと思いますが、その点はいかがですか。

伊藤さん

私は「なんとなく北海道に住みたいな~」
と思って、事前知識無しで移住してきましたが、それでも『食材が新鮮で豊富』という点は北海道のイメージ通りでした。行く店がどれもこれもクオリティが高くて美味しいです。移住前に住んでいた福岡県も食の街だと思っていましたが、十勝地方は野菜や肉などの素材そのものの旨味が強いですね。移住当初はよく一人でも呑みに出歩いていました。

吉永

十勝の野菜はめちゃめちゃ美味しいですよね~。なんて言ったって食料自給率が1200%超えですから! 濱田さんはいかがですか?

濱田さん

私は食にはあまりこだわりが無くて、それ以外の視点で移住先を選定していました。実は、移住前に道内を一ヶ月間放浪して、自分に合った移住先を見つける期間を設けて、念入りに各地域をリサーチしていました。どの地域も魅力的だったのですが、結局、北海道のど真ん中の「十勝」か、海産物や昆布で有名な「利尻島」か悩んで、十勝を選択しました。

吉永

結構考えた末の選択だったわけですね! 十勝を選んだのはどうしてですか?

濱田さん

元々、本州に居るときから、山登りや狩猟を趣味にしていたので、その趣味を本格的にできる場所としては、北海道とかちは間違いないです。北海道の中心に位置しているので、各地域へのアクセスがしやすいんです。札幌や旭川まで車で3時間ですし、「札幌―帯広―釧路間」で特急も通っています。それもあって、だいたい夏は山登りを楽しんで、冬はスノーボードを週1で滑る生活ができていました(笑)

伊藤さん

凄くアクティブですね!
北海道を遊び尽くしていて羨ましいです。

吉永

先日濱田さんとスキーをご一緒しましたが、上手すぎてびっくりしました(笑)

濱田さん

ありがとうございます。
伊藤さんも今年の冬も一緒にいきましょう。滑り方をレクチャーしますよ(笑)

伊藤さん

ぜひ、よろしくお願いします!

地方移住や酪農転職のFAQ!これであなたの不安もサッパリ解消です!

牧場転職は入念にリスクを考慮しながら、行動あるのみ。

お二人共、北海道への牧場転職には満足をしているようで、イキイキとお話していました。では最後に、お二人のように牧場転職を成功させるためには、一体どのような準備が必要なのか聞いていきましょう。経験者からのアドバイスです。

吉永

最後の質問ですが、牧場転職に成功したとも言えるお二人だからこそわかる、牧場転職の心得って何だと思いますか?

濱田さん

正直、今の社会はインターネットやSNSが普及していて、上手く利用すれば、どんな情報でも簡単に手に入る時代です。北海道の生活や牧場の仕事内容も検索エンジンで一発です。(笑)

でも一方で、私はネットに転がっている情報だけで理解できない事もあると思います。例えば、牛の臭い、長靴で牛舎を歩く感覚、重機に乗ったときの振動、牛の仕草や可愛さなどですね。実際に見て、経験してみないと分からない「第一次的情報」です。この場で私が丁寧に解説してもおそらく半分も伝わらないでしょう。

伊藤さん

同意見です。実際に経験しないと理解出来ないことが、牧場は多すぎるかもしれませんね。仕方のないことかも知れませんが、本当にギャップのない牧場転職をしたいのであれば、実際に体験までしてほしいと思います。せっかく転職しても、「やっぱり自分には合わなかった」と帰ってしまうのも勿体ないですし。一度、濱田さんのように、現場を見る期間を設けることは重要かもしれませんね。

吉永

そうですよね。事前知識が乏しいと、自分の理想とのギャップは少なからずあると思います。

濱田さん

あとはノベルズのような大きな企業に勤めるというのも一つの手ですね。
というのも、規模が大きな企業は、部門もかなり多岐に渡っていますので、それだけでも様々な仕事の選択肢があるからです。もし、仕事や人間関係で合わない場合は、別のグループ内の牧場や他の部門に異動できる可能性があります。ちなみに私の元同僚は、同じ育成牧場で働いていましたが、一つのキャリアステップとして、先日、別部門へ異動となりました。

吉永

確かにそうですね! 私も元々は肥育牧場で働いていましたが、今はこうして人事やこうしたお仕事もしているわけですから。色々なチャンスが転がっているのも、規模が大きい会社の魅力かも知れませんね。

伊藤さん

私も酪農牧場で分娩部門の副リーダーとして、部下をマネジメントしていますが、個人によってやりたいことや将来のキャリアの方向性も違ってくるので、個々で異なるキャリア指導が出来るのもありがたいですね。自分のやりたいことなので、本人のモチベーションも違ってきますし。小さな農家さんでは経験できないことの一つだと感じています。

吉永

なるほど。私はとにかく動物と関わりたい一心で入社したので、新しい視点でした。お二人が一般企業で様々な社会経験をされてきたからこそ考えられる意見かもしれませんね。

伊藤さん

結局、チャレンジ精神をもって行動することは大事なのですが、転職や移住は人生を変えるので、リスクの可能性と上手く付き合いながら、バランスをとった選択をすることが大事です。

濱田さん

そうですね。私も一ヶ月じっくり考えましたし(笑)。
自分のブレない軸さえ持っていれば大丈夫です!

吉永

お二人の力強いアドバイスは、絶対に牧場転職を検討されている方にとって有意義な情報だと思います!本日はありがとうございました!

北海道企業の採用担当にインタビュー!「酪農就職」と「地方移住」の実態について語ります!

いかがでしたか。今回のゲストのお二人は、牧場転職という大きな一歩を踏み出しながら、現実的に自分のキャリアや仕事とプライベートのバランスを考えられていましたね。牧場は第一次産業というだけで、労働過多のイメージが付きがちですが、段々とそのようなことも無くなってきているようです。ぜひ、気になる方は牧場転職の門を叩いてみては?

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創業以来、北海道・十勝を拠点に、持続可能な農業経営を追求しているノベルズグループでは、現在、酪農牧場、肉牛牧場(肥育牧場、育成牧場)で正社員を募集しています。北海道内で12牧場、山形県(酒田市、最上町)で3牧場を経営しており、各牧場では異業種&移住転職を果たした仲間が、数多く活躍しています。業界未経験の方、移住先での仕事の選択肢を検討中の方は、気軽にご相談ください。「ノベルズウェーブ」ではそんな皆さんに役立つ情報を提供するほか、「ノベルズグループ採用サイト」では、現在募集中の求人情報を紹介していますので、併せてご参照ください。

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