地方移住ランキングで北海道1位の帯広をおすすめする理由
北海道帯広市が地方移住ランキングで2年連続、道内1位を獲得しました。空港があり東京まで1時間半、道内主要都市の札幌まで約3時間など「利便性」の高さと「人口当たり飲食店数」で評価が高かったそうです。今回は、住みやすい街「帯広」を紹介いたします。
住みよさランキングで北海道1位
以前の記事「田舎暮らしは、仕事・住みやすさ・手厚い移住支援が決め手!北海道帯広市をおすすめしたい理由」でも紹介しましたが、東洋経済新報社が独自に発表している「住みよさランキング2022」で、帯広市が2年連続、北海道でNo.1を獲得しました。つまりは、安定して「住みやすい街」として認められていると言っても良いのではないでしょうか。
これで、大手を振って「帯広は住みやすいですよ」と地方移住を希望する方々に“おすすめ”できますね。
ノベルズウェーヴとしては、小躍りしちゃうほど嬉しいニュースです。地元紙「十勝毎日新聞」でも紹介されるほど、地元にとっても喜ばしい出来事です。
発表された日は、ビール飲んじゃいました。
ちなみに、東洋経済新報社によると、「住みよさランキング2022」は、全国812の市と特別区を対象に、独自の20の公的指標を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つに分け、偏差値を算出した上で発表しているもので、今年で29回目にもなるそう。
今年の結果は、前述した通り、帯広市は2年連続、北海道で最も「住みやすい市」に選ばれ、全国では115位と前年よりも順位を上げました。選ばれた理由は、帯広と東京を結ぶ「とかち帯広空港」があることや、北海道の道庁所在地である札幌(人口292万人)まで約3時間といった「利便性(全国13位)」の高さと「人口当たり飲食店数(全国1位)」での評価が高かったそうです。
確かに住んでいてラーメン店と居酒屋の多さは、北海道の他の市町村と比較して多いかもしれません。
全国順位を上げた理由としては、帯広市内に事務所等を有する法人等に課される人口当たりの法人市民税が前年よりも改善したことや、転出入人口比率の数値が転入超となり、前年より上昇したことが起因するそうです。
一方で「安心度」は20の公的指標のうち「子ども医療費助成」が評価されず、大きく順位を落としている面もあり、今後の住みよさ向上の課題が見えました。
とはいえ、旅先・地方移住先として憧れの場所(個人の勝手な思いです)でもある北海道でNo.1を2年連続で獲得したことは誇りにしたいです。
ちなみに、「住みよさランキング20022」の北海道のベスト5は帯広、稚内、室蘭、苫小牧、名寄でした。室蘭と苫小牧は距離で80キロ弱しか離れておらず、間に登別市や白老町があり、室蘭の隣の伊達市を加えると100キロ圏内の「地域全体で住みやすいのかな」と勝手に思い描いてしまいます。十勝も帯広市を中心に住みやすい地域を目指したいですね。
東京から帯広に移住して15年の佐藤さん(仮・女性)に改めて帯広の住みやすさを伺いました。
「湿気のない乾いた空気の透明感や高く濃い青空、十勝平野から遠くに見える日高山脈の雄大さなど、十勝でしか見られない景色に加え、おいしい水、全国トップクラスの豊かな農畜海産物といった、自然の恩恵を日々の生活の中で実感できる点は同じ北海道でもここしかないと思っています。そこに、医療・福祉・学校・警察・消防などのインフラや公共交通がしっかりと備わっていることで、家族でずっと暮らせる地域になっているのだと思います」。
佐藤さんに聞いて良かったと思える回答でした。帯広に住んで2年の私には到底、表現できない良さでした。
最後に、全国トップは武蔵野市(東京都)が初めて輝き、次いで2位に福井市(福井県)、3位は野々市市(石川県)で、同市は2020年から総合1位でしたが、3年連続とはなりませんでした。その他、5位倉吉市(鳥取県)、6位白山市(石川県)、7位文京区(東京都)、8位つくば市(茨城県)、9位長久手市(愛知県)、10位越前市(福井県)と続きます。
地方移住でおすすめしたい理由は
2年連続で、北海道で最も「住みやすい」と評価された帯広市ですが、前述の佐藤さんが言う通り、本当に住みやすいのでしょうか。
地図上で、北海道の中央から少し下に位置する帯広市の人口は約16万人。北海道の東を意味する道東では最も人口が多く、空港からは東京へ1時間半、都市札幌へは高速道路と鉄道で繋がります。
同市の歴史は1883年(明治16年)に、静岡県の依田勉三率いる晩成社一行が入植したことにより開拓がはじまります。その後は、富山・岐阜などからの移住者(民間開拓移民)によって進められました。北海道の開拓で民間手動は、とても珍しいそうです。
基幹産業は農業で、帯広を中心とした十勝の農業は、食料自給率約1100%を誇り、日本屈指の農業王国として位置づけられています。
閑話休題。
前述の理由で住みやすいわけではありませんね。
“食”に関しては、前述の通り、農畜海産物が揃い申し分ない“おいしさ”を味わえます。以下は、食以外の住みやすさを列挙しました。
【住みやすさ・その1】
車が走りやすく、道に迷わない碁盤の目
帯広市の市街地は、東西を走る国道38号と南北を走る国道236号を中心に500mごとに碁盤目状の幹線道路で形成され、「西(東)〇条南(北)〇丁目」という住居表示が用いられています。起点の道路から東へ進み、1本目の道後が東1条。そこから北に1本進めば、北1丁目というわかりやすい住所なんです。
【住みやすさ・その2】
“とかち晴れ”と呼ばれるほど晴天が多い
十勝には、「十勝晴れ(とかちばれ)」という言葉がある通り、年間を通じて晴天の日が多く、日照時間は、年間約2,000時間を越え、北海道の主要都市や全国平均を上回ります。季節の変化が美しく、四季を通して楽しむことができる一方で、冬は、晴れているにもかかわらず、マイナス20度なんて日もあります。逆に夏は30度を超える日があり、夏と冬の温度差が最高60度にもなるのが「とかち」です。
【住みやすさ・その3】
豊かな自然環境に恵まれた都市
帯広市はまさに“田園都市”にピッタリ。駅を中心に、行政機関、商店街、宿泊施設、医療施設などの都市機能が集積している街で、生活利便性が高いんです。また、再開発が進むことで比較的に新しい文化・教育施設も揃うコンパクトシティ。逆に車で15~30分も走らせると地平線まで広がる田園景色が広がり、平日はオフィスワーク、休日は大自然の中でアウトドアを楽しめるオンとオフで全く異なる生活ができる環境が揃います。
【住みやすさ・その4】
地方移住者に優しい移住者支援
帯広を中心に十勝は人口が増えることに繋がっている豊富な移住者支援が揃います。詳しくは「田舎暮らしは、仕事・住みやすさ・手厚い移住支援が決め手!北海道帯広市をおすすめしたい理由https://nobels.co.jp/nobelswave/country_living/obihiro/」を御覧ください。「旅費最大6万円補助!帯広・十勝移住応援プラン」「最大100万円の移住支援金」「数日から半年・1年など移住体験のできる「ちょっと暮らし」といった移住者支援があります。
【住みやすさ・その5】
とかちでは当たり前の“良さ”
十勝には移住者を驚かせる良さが揃います。①世界的に珍しい植物性の有機物を含んだ温泉「モール泉」が湧出。銭湯のお湯はほぼすべてが天然温泉。②自動車の1人あたりの保有台数が日本で最も多く、自動車普及率が日本一です。車は一家に一台ではなく一人に一台です。③学校の校庭が冬はスケートリンクに変わり、体育の授業はスケートです。④帯広の名物「豚丼」は自宅で作るものです。各メーカーからタレも販売されていますが、各家では独自のタレで豚丼を作って食べます。⑤リス注意の看板に注目!北海道ではシカ、キツネ、クマなどさまざまな動物注意の道路標識がありますが、帯広市内ではリスの絵柄の可愛らしい中標識があるんです。それくらいリスが住宅地にもいるんですね。
2年連続、北海道で一番「住みやすい街」に選ばれた帯広市はいかがでしたでしょうか。他にも住みやすさを表す魅力がいっぱいの帯広市です。【住みやすさ・その4】で紹介した「ちょっと暮らし」を使って、先ずは移住体験をしてみませんか。昼はオフィスワークと紹介した通り、大都市圏に比べて仕事の選択肢は少ないですが、皆さんが活躍できる会社や仕事も揃います。田舎暮らしに憧れ地方移住を考えているのであれば、選択肢に帯広市を入れてみてはいかがでしたでしょうか。
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